【公式LINE運用】個別相談の申し込み数が少ない│参加特典が必須の理由

目次

なぜ公式LINEからの個別相談に申し込みが集まらないのか?

「いつでもどうぞ」では誰も来ない

「個別相談、受け付けています!」と告知しても、思ったように人が集まらない経験はありませんか。

これは、あなたの商品やサービスに魅力がないからでは決してありません

多くの場合、お客様が個別相談に参加する「メリット」や「緊急性」を感じられていないことが原因です。

ただ「相談に乗ります」というだけでは、お客様は「自分にどんな良いことがあるのか」を具体的にイメージできないのです。

無形サービスとは?

コンサルティングやコーチング、デザイン制作、占いなど、形のないサービス全般を指します。

これらは購入前に品質を確かめることが難しいため、お客様は申し込みに慎重になりやすい特徴があります。

お客様が行動しない心理的背景とは?

将来の大きな価値より、今の小さな価値

人間には、将来手に入るかもしれない大きな価値よりも、今すぐ確実に手に入る価値を高く評価するという心理的な傾向があります。

これを「現在バイアス」と呼びます。

例えば「半年後に10万円もらえる」よりも「今すぐ1万円もらえる」方を魅力的に感じてしまうのが、この心理です。

あなたの個別相談が「将来、理想の自分になれる」という素晴らしい価値を持っていても、五感で感じられない未来の価値は、お客様にとって小さく見えてしまう危険性があるのです。

現在バイアス(Present Bias)

遠い未来の大きな利益よりも、目先の小さな利益を優先してしまう心理的傾向のことです。

長期的な計画を立てるのが苦手だったり、つい先延ばしにしてしまったりするのも、このバイアスが影響しています。

解決策は「今すぐ手に入る価値」の提供

参加特典がお客様の背中を押す

そこで重要になるのが、参加特典です。

参加特典は、個別相談という「未来への投資」に対して、「今すぐ手に入る具体的な価値」をプラスする役割を果たします。

お客様は「相談を受けるかどうか」だけでなく、「特典がもらえるなら参加してみようかな」という、もう一つの判断基準を持つことができます。

これにより、申し込みへの心理的なハードルがぐっと下がり、行動を促す強力なきっかけになるのです。

効果的な参加特典を作成する3つのステップ

ただのオマケで終わらせないために

魅力的な参加特典は、以下の手順で作成できます。

  1. お客様の悩みをリストアップする:まずは、あなたのお客様が抱えている具体的な悩みをすべて書き出します。
  2. すぐに解決できる悩みを特定する:リストの中から、あなたの知識やスキルで「短時間で解決できる」「ヒントを与えられる」ものを選びます。
  3. 具体的な形(コンテンツ)にする:特定した解決策を、PDFレポート、チェックリスト、限定動画などの具体的な形に落とし込みます。

重要なのは、お客様が「これ、まさに私のことだ!」と感じるような具体的な悩みに寄り添う特典を作成することです。

【具体例】あなたのビジネスに合わせた特典アイデア

すぐに使える特典のヒント

あなたのビジネスに合わせて、以下のような特典が考えられます。

  • Webデザイナーなら:「自分でできる!ヘッダー画像作成 Canvaテンプレート」
  • コンサルタントなら:「あなたの強みが見つかる!自己分析ワークシートPDF」
  • コーチなら:「目標達成率を2倍にする!3つの質問セルフコーチング動画」
  • 占い師なら:「相談前に運気アップ!今月の開運アクションリスト」

このように、お客様が特典を受け取ったその日からすぐに使えて、少しでも悩みが軽くなるようなもの理想的です。

Canva(キャンバ)とは?

オンラインで使える無料のグラフィックデザインツールです。専門知識がなくても、直感的な操作でプロ並みのデザインを作成できます。

特典用のPDFや画像を簡単に作成できるため、多くの起業家やフリーランスに利用されています。Canva公式サイトはこちら

それでも特典は必要?メリットを見える化する重要性

「なんでも相談してください」はNG

参加特典が用意できなくても、諦める必要はありません。

重要なのは、個別相談に参加すること自体のメリットを「見える化」し、お客様に明確に伝えることです。

「なんでも相談に乗りますよ!」という漠然とした案内では、お客様は何を得られるのか分からず、申し込みをためらってしまいます。

個別相談に参加することで「何が」「どのように」解決するのかを、具体的に示さなければなりません。

よくある質問:「特典目当てのお客様」は集めるべきか?

個別相談の「目的」を再定義する

「参加特典につられて来る人は、購入意欲が低いのでは?」という質問は非常によくいただきます。

これはその通りですが、そもそも個別相談の目的を「購入意欲が高い人だけを集める場所」と捉える必要はありません。

本当に購入意欲が高いお客様であれば、わざわざ個別相談を経由しなくても、販売ページから直接商品を購入してくれるはずです。

個別相談の役割は、購入を迷っている、あるいはまだ商品の必要性に気づいていないお客様に対して、その価値を丁寧に説明し、納得していただくなのです。

セールスファネルの理解

お客様が商品を知ってから購入に至るまでのプロセスを漏斗(ファネル)の形で表したものです。

個別相談は、商品に興味を持ち始めた「見込み客」を、購入意欲の高い「顧客」へと引き上げるための重要な中間地点に位置します。

個別相談の本当の目的とは?

信頼関係を築き、必要性を伝える場所

個別相談の真の目的は、商品を売り込むことだけではありません。

最大の目的は、お客様一人ひとりの悩みや課題に真摯に耳を傾け、信頼関係を築くことです。

たとえその場ですぐに購入に至らなかったとしても、お客様にとって有益な時間を提供できれば、あなたの専門家としての信頼は高まります。

購入意欲が低いお客様であっても、あなたのサービスが必要だと判断したならば、その理由をしっかりと説明する責任があるのです。特典は、そのための最初の扉を開く鍵となります。

特典に頼らない!メリットを具体的に伝える方法

数字を使ってメリットを提示する

個別相談のメリットは、数字を使って具体的に示すことで、お客様に響きやすくなります。

例えば、以下のように表現を変えるだけで、お客様が受け取る印象は大きく変わります。

  • 悪い例:「あなたのビジネスの悩みを解決します」
  • 良い例:「この相談で、あなたが最初に取り組むべき3つの集客タスクが明確になります」
  • 悪い例:「SNS運用のコツを教えます」
  • 良い例:たった60分で、現状のSNSアカウントの問題点を5つ発見し、改善策を提案します」

このように「何が手に入るのか」を具体的に示すことで、お客様は相談後の未来をイメージしやすくなり、参加価値を感じてくれるようになります。

まとめ:お客様の「最初の壁」を取り払い、信頼を築こう

価値の見える化が成功の鍵

公式LINEなどからの個別相談の申し込みを増やすためには、お客様が行動する際の心理的な壁を取り払う工夫が不可欠です。

その最も効果的な方法が、「参加特典」や「具体的なメリットの提示」によって、価値を”見える化”することです。

今すぐ手に入る価値を提供することで、お客様は安心して最初の一歩を踏み出すことができます。

たとえ購入意欲が低いお客様であっても、個別相談はあなたの価値を伝え、未来のお客様を育てる絶好の機会です。ぜひ、魅力的な特典と具体的なメリットを用意して、お客様との最初の接点を素晴らしいものにしてください。

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本岡 直樹
出身:兵庫県 生年月日:1989年10月29日 【経歴】 ・学生時代に起業 ・イベント、サロン経営、アフィリエイト、コンテンツ販売 等を経験し、集客・マーケティングの重要性を痛感して、集客支援をスタート。
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