LINEブロック恐怖がなくなる価値観改革とブロック率を下げる施策リスト

この記事ではLINEのブロック率を下げる対策とブロックそのものに対する価値観を紹介します。

ブロックされると自分が拒絶されたかのようなネガティブな気持ちになる人もいます。

理想はブロックが0で、配信をするたびに登録者全員にメッセージが届くのが理想的です。

でも、そんなことは現実的にはありません。

できるかぎり無駄なブロックを避ける方法とブロックに対する恐怖心を解消するマインドセットを紹介します。

LINEブロックの恐怖心の正体

LINEのブロックが怖くて配信ができない?ブロックされるメリットを理解しよう!

公式LINEを使っていると必ず「ブロック」されるようになります。

多分、ほとんどの人はブロックされると頭では大丈夫!って思っていても心の中では「あ~あ…」ってちょっと沈んでしまうはず。

心の状態が沈んでしまうと、無意識レベルで配信するのが怖くなったり、ブロックされない配信をしよう!と思って、本来伝えたいメッセージとズレるというネガティブな行動になります。

■ 「ブロックが怖い」の無意識のネガティブ行動

1,セールスができない
2,配信数を減らしてしまう
3,尖った配信ができない

ブロック率の目安は一般的に20~30%と言われていますが、正直この数字よりも高くても低くても全く気にする必要はありません。

むしろ、論理的に考えれば「ある程度のブロックはされた方が良い」はずです。

ブロックの恐怖心が少しでもある人は「論理的にブロックが必要」と深く理解する必要があります。

この記事では「論理的にブロックが必要である理由」を紹介するので、納得してもらえれば感情的な恐怖もかなり少なくなるのかなと思います。

「ブロック率が低い=良い配信」の嘘

『ブロックがされない=良い配信』を信じると売上が下がるかも….。

そもそもの話をしますが一般的な常識として「ブロック率が低い=優秀=良い配信」となっていますが、この方程式は嘘です。

LINEのブロック率は、運用方法によって高くなる時と低くなる時があります。

下の図にその分類分けをしましたが、ある程度の納得感のある分類じゃないかなと思います。

つまり、長く継続的に運用をしていてちゃんと配信もして、セールスをきっちりする人ほど、ブロック率が高くなる傾向になります。

逆に、LINEの運用歴が浅い、配信の頻度も少なく、セールスの頻度も低い。人はブロック率が低くなるようになっています。

どっちが理想的?

ブロック率を最も左右するのは「配信数」です。

その配信数が「たくさん配信する」時と「配信を減らす」時を比較しました。

どっちの状態でいいですか?ビジネスで公式LINEを使っているなら多分「たくさん配信する」を選ぶのではないかと思います。

「見込み客数」ではなく「顧客数」に注目

自分の配信は「見込み客に嫌われない配信?」「優良顧客が喜ぶ配信?」

ブロックの恐怖心がある人が気にするのは「有効友だち数」「ブロック数」のはず。

つまり、お金を払っていない「見込み客数」を意識します。

でも、この価値観を変える必要があって本当は「顧客数」を意識しないといけません。

「顧客数」っていうのはお金を払っているLINE登録者のことです。  

全員に刺さる配信はない

 LINE配信に限らず、全世界の人に刺さる配信なんてありません。

 そのターゲットを絞れば絞るほど、ピンポイントで刺さる配信ができます。

 では、あなたは「誰に」焦点を当てた配信をしますか?という部分が問題になります。

 もっとわかりやすく言えば

  1. お金を払ったことのない「見込み客」
  2. たくさんのお金を払ってくれる「優良顧客」

 この2つのどっちに焦点を当てた配信をするのか?といえば当然②の「優良顧客」になるはずです。

 つまり、基本的にはLINEの配信は「優良顧客」に刺さる配信をするのが正しい方針ということです。

 そして、どれだけブロック数が増えたとしても顧客数が順調に増えていれば、あなたのビジネスは順調です。

 逆に、見込み客ばっかりが増えて顧客が増えていないなら、一見「やった!LINEのブロック率が低い」と喜びそうですが、実はビジネスは順調ではありません。

朗報:ターゲットは意外とブロックしない

 ここでちょっと朗報を紹介します。

 僕の今までの経験や他の人からの情報で「ブロックする人」って実はターゲットから遠い人っていうことがかなり高い確率でわかっています。

  • 商品を買ったことがない人
  • 普段の配信にも反応しない人
  • 普段の配信を開封しない人

 このような普段から配信に興味を示さない人がブロックをします。

 逆に「優良顧客」に近ければ近い人ほどブロックする確率は低いです。

※タップで拡大

実際に、僕はすべての配信で↑こんな感じで記録してユーザーがどんな行動をとったのかを見れるようにしています。

ブロックされた人はかなりほとんど反応していない人ばかりだったので、どんどんブロックされて問題ありません。

「ブロックされない」のデメリット

多くの人の価値観で言えば「できればブロックされない方がいいよな…」と考えているはず。

でも「ブロックされない」ということにもデメリットがあります。

例えば、あなたのLINEにこんな感じでユーザーが分布されていたとします。

LINE登録者数100人

  • リピートしてくれる優良顧客 5人
  • 1回だけ購入してくれた顧客 15
  • 迷っている見込み客 60人
  • 商品に興味がない見込み客 20人

 ある日、自分の専門領域のめちゃくちゃ濃いをしたとします。

その時は、優良顧客の5人と顧客の15人が反応して、反応率20%だったとしましょう。

 別の日、芸能ニュースのような自分の専門じゃない配信をすると、全員が興味の対象だったので全体の3割の30が反応して、反応率30%になったとします。

この場合、反応率だけみると芸能ニュースのような配信が良い数字になります。

その結果をみて「よし、ユーザーは芸能ニュースを求めているんだ!」と思って、自分の専門以外の配信が増えてくると終わりの始まりです。

これに対して、日常的にターゲットに合わせた配信をしていて「商品に興味がない見込み客」20人と「迷っている見込み客」10人の合計30人がブロックをして、有効友だち数が70人だったとしましょう。

LINE登録者数70人

  • リピートしてくれる優良顧客 5人
  • 1回だけ購入してくれた顧客 15
  • 迷っている見込み客 50人

ある日、専門的な濃い配信をしたら優良顧客の5人と顧客の15人の合計20人が反応したとすると、反応率は20人÷70人=約29%が反応率

別の日に、芸能ニュースのような配信をしたら、ブロックなしの時と同様に全体の3割の人が反応したとすると、反応率21%となります。

こうやって数字をみると、ターゲットから外れたユーザーにはブロックをしてもらうことで、将来顧客になりえる人の求める配信をすることができます。

配信に興味のない人にはどんどんブロックしてもらって、濃い見込み客の集まったリストを構築していきましょう。

ブロック率を下げる10個の方法

ここからは「ブロック率を下げる施策」10個紹介します。

ブロック率は高くても良いというのは、大前提として「ターゲットではないなら…」という前提があります。

自分の配信はユーザーに負担にならない質の良い配信をして「ターゲットのブロック」は極力抑えるようにしましょう。

■ ブロック率を下げるための方法

  1. アカウント名を個人名にする
  2. 事業ごとにアカウントを分ける
  3. セグメント配信を活用する
  4. 配信頻度を考える
  5. 配信時間を考える
  6. 初回の挨拶で価値を伝える
  7. メリットのある配信をする
  8. 長文を送らない
  9. テキストだけにしない
  10. ショップカード・クーポンを活用する

ユーザーがブロックをするのは、単純に「コンテンツの質」だけではありません。

「誰が配信しているのか」もかなり大事な要素です。

例えば、リアルでも会ったことのある人や友達のような距離感の近さなら、ブロックされる確率は差があります。

逆に、ロボットが送っているような業務連絡がひたすら送られてくるとブロックする確率は多くなります。

公式LINEアカウントの名前は、お店や企業が運営していたとしても「人が配信している」とわかるような個人名にするのがオススメです。

もし、組織で管理しているアカウントで個人名にするのが難しい時には、配信の冒頭に毎回「○○(名前)です」と個人がわかるような名前を入れるのがオススメです。

2つ目は「事業ごとにアカウントを分ける」です。

1つの企業や個人でも、複数のサービスを展開している時があります。

その場合は、アカウントを分ける方がいい場合もあります。

アカウントを分けるかどうかの基準は「ターゲットがズレていないか?」を基準にするのがオススメです。

わかりやすい例をいうと、美容と飲食のお店をしている人が同じ公式LINEにお客さんを登録させるのはよくないとわかりますよね。

ユーザーがブロックをする時の1つの条件として「自分に関係ない配信が多い時」という状況になった時にブロックの対象になります。

複数のターゲットが同じLINEにいて、発信内容がズレてしまうと感じた場合には、公式LINEを分けるのがオススメです。

3つ目は「セグメント配信をする」です。

ブロックされる原因はたくさんありますが、たくさんの要素の頂点にあるのが「求められてない配信をする」ということです。

この時に考えるべきは2つの視点。

  1. ユーザーに合わせた配信をするのか
  2. 配信に合わせたユーザーをセグメントするのか

 この2点です。

1つ目の「ユーザーに合わせた配信」というのは、たくさんの人に当てはまるようにつくるため、広く浅い内容になりがちです。

LINEに限らずにいえば、SNSの投稿は代表的です。SNSをしている人はわかると思いますが、専門的な内容を投稿してもイマイチ反応がありません。

2つ目は「配信に合わせたユーザーをセグメントする」というのは、いきなり全員に向けて配信するのではなく、求めてるユーザーにアクションしてもらってそのユーザーだけに情報を配信するというものです。

代表的なもので言えば、セールスの配信です。

セールスの配信は不要な人と欲しい人がはっきり分かれます。

不要な人にセールスの配信が届くとブロックの確率が高くなるので、深い内容の配信をする時にはセグメントをして興味のある人だけに配信をするのがオススメです。

4つ目は「配信頻度を考える」です。

一般的には、配信頻度が高いとブロック率が高くなると言われています。

しかし、そのまま受け取るのではなく、配信頻度を高くすることに対するデメリットを考えると同時にメリットもとらえて選択が必要です。

■ 配信頻度が増えるメリット・デメリット

  • デメリット:ブロックされやすい
  • メリット:ファン化・教育がすすむ

僕のおすすめは、全体への配信頻度を落として、セグメントをした人にだけ配信頻度を高くする。

「セグメントをする」と同様にLINEの登録者の中には配信頻度が高いと嬉しい人と迷惑な人が混在していますので、セグメントをしてほしい人だけにたくさん配信する。というのが大事になります。

5つ目は「配信時間を考える」です。

全く同じ内容・同じターゲットに配信をしたとしても配信時間を間違えるとブロックされることがあります。 

極端な例を言えば、深夜の寝ている人にLINE配信されて眠りを邪魔されたとします。

そしたら、どんないい内容だったとしてもブロックしたくなります。

さすがにここまでは大げさかもしれませんが、人それぞれ生活習慣があります。

配信を受け取るユーザーの生活習慣に合わせて配信時間を考える必要があります。

例えば、、、ターゲットによってこんな違いがあります。

  • 会社員:朝の通勤時間の7~8時、帰宅後の19~20時
  • 主婦:お昼のちょっと休憩時間の12~14時くらい など

ターゲットの生活習慣に合わせて配信時間を考えるというのは、ブロックだけではく、開封率にも関係します。

暇な時に配信が届くとついつい見てしまいますが、忙しい時に配信をされても見るタイミングがないかもしれません。

■ インスタのアクティブ時間を参考にする

投稿時間の参考の1つにインスタのアクティブ時間の活用があります。

インスタのプロフィールをみると、フォロワーのアクティブな時間帯がわかるので、フォロワーがターゲットと合っているならかなり参考になります。

6つ目は「初回の挨拶で価値を伝える」です。

価値のある配信はブロックがされにくいです。でも、配信者が考えている価値はユーザーにはなかなか伝わりません。

なので、価値を言葉にして伝え続けないといけません。

特に、あいさつメッセージはブロック率が高くなる傾向があります。そのため、あいさつメッセージで価値を伝える必要があります。

7つ目は「メリットのある配信をする」です。

メリットのある配信をする。っていうと当たり前かもしれませんが、価値のある配信をしないと登録し続ける意味はありません。

しかし、ここで間違ってはいけないのは「セールスをするな!」という意味ではありません。

「メリットのある」というのは、同じ内容でも人によって感じる価値観は違います。

なので、自分の登録者全員ではなく、見込み客・ターゲットにメリットになる配信をすることが大事です。

8つ目は「長文を送らない」です。

ユーザーがLINEを見る時は、集中力が低い状態であることを理解する必要があります。

「待ってました!」って感じで配信を待つ人はいませんよね。

「あ、なんかLINEきた!」くらいの熱量で配信を見ます。

そんな時に、鬼のような長文が送られてくると読みますか?

一旦、スマホを閉じると思います。

なので、長文を送る時はブログや他のSNSの投稿に移動されてから長文を読むのがストレスがない状態にするのがオススメです。

オススメは1回の配信でスクロールが必要ない状態が理想的です。

9つ目は「テキストだけにしない」です。

8つ目の「長文を送らない」と同様にLINEの配信を読むのに集中力が必要な配信はNGです。

テキストだけではなく、画像や動画をいれて視覚的にもユーザーにメッセージを主張できのがオススメです。

また、その時にリッチメニューの活用も必要です。

リッチメニューは画像で視認性が良いので、できれば配信毎にリッチメニューを変えると反応率がアップします。

10個目は「ショップカード・クーポンを活用する」です。

やっぱりお金に関係するようなショップカードやクーポンは強いです。

例えば、定期的に通っているお店があって、LINEに登録してたらクーポンが送られてくるなら、ちょっと配信がよくなくてもブロックはせずに配信を受け取ると思います。

LINE登録のメリットを継続的に担保するというのはブロックを回避するのには有効な手段になります。

自分のビジネスならどんなメリットやプレゼント・クーポンを継続的に提供できるか考えてみるといいと思います。 

【上級編】拡張ツールでブロック率を下げる方法

最後の少し上級編の話をします。

「拡張ツール」を使ったブロック率を下げる方法です。

拡張ツールはもう導入していますか?拡張ツールは公式LINEの強力な武器です。

ビジネスは競合がたくさんいる厳しい戦いです。

その中で、拡張ツールなしの竹やりで戦うのか、拡張ツールを導入して機関銃で戦うのか?の違いです。

僕の公式LINE特典で「拡張ツール無料利用」があるので、興味あればLINEでメッセージをください.

拡張ツールで興味がある人にだけ届ける

拡張ツールの最大のメリットは「セグメント」です。

無駄なブロックを解消するのは「興味がある人だけに届ける」が大事になります。 

例えば「公式LINEのブロック率」のテーマでも

  • ブロック率を下げたい
  • ブロック率の目安を知りたい
  • ブロック率って高いとダメなの?

という感じで人の興味はそれぞれ違うので、同じテーマでも細分化すれば全員に刺さる配信を毎回することはできません。

僕の実践しているセグメント方法

 僕がしている方法はこの2ステップです。

  1. 全体配信で興味ある人を聞く
  2. 興味ある人の続きの配信をする

 興味ある人は下の画像のようにボタンをタップしてもらったりします。

※タップして拡大する

 ボタンをタップした人を判別できるようにしておいて、ボタンをタップした人にだけ翌日から配信ができるということです。

セグメント配信のプラスの副作用『希少性が高まる』

 このセグメント配信って実はプラスの副作用があります。

 それは「配信の価値が上がる」ってことです。

 これには「希少性」が関係します。

 例えば、下の2つだとどっちが価値を感じますか?

どちらが価値あるコンテンツに感じますか?

  1. これは絶対に全員見てください
  2. これは興味ある人だけにお渡しします

2つ目の表現の方が「希少性」を発揮するので記事(コンテンツ)の価値が高くなります。

さらに、高くするには公開期限を設定したりするのもいいですね!

コンテンツは見せ方によっても、価値が変わるので同じ内容でもできるだけ価値を高くして伝える方がユーザーへの信頼もアップしますね