この記事は「LINE友だちを増やす」に注目した記事です。
LINE集客が上手い人は、少ない広告費、少ないフォロワーでLINE登録を最大化させて、売上をつくることができます。
LINE登録を狙って増やすことができれば、やみくもに「たくさん広告を出す」「フォロワー数を増やす」といった苦労をする必要がなくなります。
効率よく狙ってLINEの友だちを増やしていきましょう。
シンプルな方程式「A×C」
LINE集客をシンプルな構造にすると「A×C」です。
- A(access):アクセス数
- C(conversen):登録率
言語化すれば「何人に紹介して、何人が登録したのか?」ということです。
LINE集客を改善する方法はたくさんありますが、整理とすればこの「アクセス数」か「登録率」のいずれかの要因を改善する方法になります。
どっちから改善する?
ちなみに、A(アクセス数)とC(登録率)と改善していく2つの要素があるのですが、どちらから改善すべきだと思いますか?
両方を同時に!っていうものあるのですが、時間や手間なども考えて”あえて”どちらから…と言われれば、C(登録率)からの改善がオススメです。
A(アクセス数)の改善はコストがかかる
もし、アクセスを改善しようと思ったら何が必要か?
広告ならお金、SNSならフォロワーが必要ですが、どちらも簡単に今すぐ増やせないことが多いです。
でも、C(登録率)は大きな手間は必要なく、ちょっとした改善だけで数字が改善できます。
アクセス数と登録数をどっちも改善したいけど、時間がない…って人はまずは「C(登録率)」から改善するのがオススメです。
これからA(アクセス数)とC(登録率)をどんな方法で改善していくべきなのかを紹介していきます。
1,A(アクセス数)の改善策
まずは、A(アクセス数)の改善をしていきます。
アクセス数を増やせば、その分だけLINEの登録数も増えるというのは簡単にイメージできるはずです。
単純に、2倍のアクセス数があれば登録者も2倍、3倍のアクセス数があれば登録者も3倍になります。
無料集客と有料集客
LINEの友だちリンクやQRコードをたくさんの人に見せて登録を促す時には、大きく「無料集客」と「有料集客」の方法があります。
無料集客と有料集客がどんなものがあるのかを整理すると、、、
■ 無料集客
- SNS(Twitter、Instagram、yotube、tiktok、LINE VOOM、note、voicy など)
- ブログ
- プレスリリース
- 紹介
- Googleプロフィール など
■ 有料集客
- web広告
- 新聞折込チラシ
- メディア掲載 など
きっと上の方法以外にもたくさんのメディアがあると思います。
ここで個人的にメディアによってオススメするものとNGのものがありますので、その特徴を紹介します。
- 有料集客 → 無料集客がオススメ
- 地域ビジネスのSNSは難しい
- 無料集客はできるだけする
1,有料集客 → 無料集客がオススメ
1つ目は、有料集客と無料集客の始める手順なのですが、個人的には「有料集客から始めて安定したら、無料集客にも力を入れる」という流れが良いと考えています。
有料集客と無料集客の2つの選択肢がある時に8割以上の人が「無料集客」を選ぶと思います。
有料集客のリスクは「お金がなくなること」とすぐに思いつくと思いますが、無料集客のリスクって意外とすぐに思いつく人は少ないです。
でも、無料集客はノーリスクってわけではなく隠れたリスクがあるので、そこも理解したうえで選択をする必要があります。
■ 有料集客と無料集客のリスク
【有料集客のリスク】
- お金がなくなる
- 赤字になるかもしれない
【無料集客のリスク】
- PDCAのスピードが遅い
- 集客に時間をとられる
無料集客の隠れたリスク
無料集客のリスクを2つ紹介しました。
- PDCAのスピードが遅い
- 集客に時間をとられる
この2つについてもう少し深堀りをして解説します。
PDCAのスピードが遅い
PDCAというのは(PLAN(計画) → DO(実行) → CHEAK(評価) → ACTION(改善) )のサイクルで業務改善をしていくことです。
無料集客は施策から結果がでるまでに時間がかかります。
例えば、SNSなら何か施策を始めても結果がわかるまで時間がかかります。フォロワーの増減なども2週間~1カ月くらいの期間は必要になります。
「PDCAのスピードが遅い」の隠れたコストは「固定費」です。
■ 無料集客の隠れたコスト「固定費」
例えば、固定費5万円の人が、1つの施策を1カ月でPDCAをまわす時にはコストは5万ですが、3カ月でPDCAをまわす時にはコストが15万円かかっていることになります。
ビジネス的な固定費で出しましたが、生活費も固定費です。
広告などの有料集客を使えば、1カ月でPDCAをまわせるのに、無料集客を選択したために3カ月分の固定費が隠れたコストになることはよくあります。
集客に時間をとられる
無料集客はコンテンツを投稿することにより拡散をします。
そのため基本的には無料集客を継続させるには投稿を継続させる必要があります。
「新規集客」はビジネスの上でめちゃくちゃ大事なのですが、実は生産性(利益性)点は最も低いです。
■ ビジネスの流れと生産性(利益性)
ビジネスの流れとしては、「新規集客 → 情報発信 → セールス → 商品提供 → リピート」のような流れです。
最も生産性の高く売上に直結するのは「リピート」の部分で、新規集客は超必須ですが関係性がつくれていない状態なのでなかなか商品は買ってくれません。
つまり、新規集客は手間がかかる割に利益にならない部分です。
無料集客をするというのは新規集客の部分に時間がとられるので、生産性は必ず落ちます。
本来、既存客のフォローをしていればもっと売上が上がった可能性をつぶして新規集客に時間をかけることも隠れたコストになります。
無料集客からスタートしてもOKの場合
無料集客からスタートをしてもいい場合というのは「しばらく収入がなくても困らない人」です。
例えば、会社員をしていて副業で生活費は別で確保している場合や、他のビジネスをしていて収入源は確保している場合は無料集客から始めて、じっくり積み重ねる
もしくは、成果を出すためというよりは経験を積むだめに無料集客をする。という場合も無料集客からスタートしてもOKかもしれません。
2,地域ビジネスのSNSは難しい
地域ビジネスをしている人でSNSをしている人は多いと思いますが、既存客のフォローとしてSNSを活用するのはいいと思いますが、メインの新規集客でSNSを活用するのはかなり難しいです。
例えば、インスタであればフォロワーのエリアの分布がこのように表示されます。
僕がサロン経営をしていた時の経験ですが、自分のエリアのフォロワーは多くて40%程度でした。
つまり、フォロワーが1000人いたとしても実質の見込み客になるのは40%の400人だけということです。
そう考えると、将来お金を払ってくれる見込み客の集客手段としてSNSを選ぶよりも違う集客媒体を選ぶのも一つの手段のように感じます。
地域ビジネスでもSNSが活用しやすい場合
しかし、地域ビジネスのSNSは厳しい。といいつつもSNSが活用しやすいケースがあります。
それが「少ないお客さんで成り立つビジネス」の時です。
具体的には
- リピート率が高い
- 商品が高単価 etc…
このような場合だとSNSに力をいれてもそれに見合うだけの成果を期待することができます。
地域ビジネスの理想的なSNSの使い方
地域ビジネスに限る話ではありませんが、SNSの利用的な使い方は「既存客フォローのついでに新規集客をする」です。
つまり、イメージ的にはみんなが見れるオープンな場所で既存客のフォローという感じです。
オープンな場所でお客さんとやりとりをすることで、既存客のフォローもできて、見込み客にもその関係性を見せることがことができるので、一石二鳥の効果を期待できます。
3,無料集客はできるだけする
無料集客の媒体は初めはフォロワーも少なくて成果が出るまでの時間がかかりますが、コツコツ積み上げをしてフォロワーが増えて集客ができるようになると爆発的な効果を発揮します。
名前の通り”無料”集客なので、広告を使う場合よりも利益率が爆発的にアップします。
なので、無料集客は一切しない…。ではなくて、手間をかける必要はありませんが、継続的にスタートするのがオススメです。
コンテンツの転用で手間を省く
SNSのような無料媒体の手間の大きな部分が投稿のようなコンテンツ作成です。
多くの無料メディアを運用するのであれば、コンテンツの作成に手間をかけることはできません。なので、コンテンツの転用の意識が必要です。
例えば、ブロクの記事を一部をインスタの投稿に使ったり、さらにその一部をTwitterに使ったり…と0からコンテンツを作成するのではなく、既に作成したコンテンツを使わ回しをして効率を高めて複数のメディアの運用をしていきましょう。
集客導線を増やす
先ほどまで「無料集客と有料集客」の話をしていました。
内容としては「メディアを選び方」でしたが、A(アクセス)を増やすために「どのメディアの使い方(what)
」以外にも「どうメディアを使うか(how)」の大事です。
ポイントとしては「集客導線を増やす」ということです。
つまり、同じメディアであってもゴールはLINE登録です。
SNSでの投稿やツイートはLINE登録をしてもらうための関係性づくりの材料でしかありません。
例えば、インスタであれば、プロフィールのURLに登録リンクを増やすことはもちろんですが、ストーリーズでの告知や投稿のサンクスページで告知をするど集客導線を増やすことでA(アクセス数)を増やすことができます。
2,C(登録率)の改善策
次にC(登録率)の改善策を紹介します。
この記事の序盤にも書いていますが、A(アクセス数)とC(登録率)の2つのうち、こちらのC(登録率)から改善していくのがオススメです。
C(登録率)を改善するのはコストではなく知識・知恵があればすぐに改善できますが、A(アクセス数)の場合は「もっと広告をだす」「もっとフォロワーを増やす」のようにコストや時間がかかることが多いです。
なので、今すぐにLINE登録数を増やしたいって場合はこちらからチャレンジしてみてください。
集客ページを改善する
まずは1つ目は「集客ページを改善する」です。
集客ページはLP(ランディングページ)とも言われます。
よくあるのは下のような縦長のページですが、ブログ記事を集客ページにしている人もいます。
集客ページの目的
マーケティングに詳しい人は集客ページの必要性を理解していると思いますが、そもそもなぜ集客ページが必要なのか?ということを理解していない人も多いと思います。
簡単にいえば、集客ページは「橋渡し」の役割があります。
集客ページのゴールは「アクセスをした人にLINE登録としてもらうこと」です。
発信者はきっと必要だと思って、LINEの登録特典を作成していると思います。
でも、他の人が自分と同じように「必要だ!」と思っているかといえばそうではありません。
必要だ!と思ってもらわないと当然ですが、LINEにも登録してくれませんので、必要性を教えてあげるのは集客ページの役割なのです。
集客ページがいらない時
SNSのURLの欄に、集客ページを用意せずにそのままLINEの友だち追加リンクを設置する人がいます。
集客ページは必ず必要…ってことではないので、集客ページが必要ない時も紹介します。
集客ぺージが必要ないのは「LINE登録で得られるものが説明不要の時」です。
■ 集客ぺージがいらない時
例えば、芸能人の公式LINEはその人にすでに信頼性があって、LINEに登録することでその人からの配信が受け取れることそのものが価値と認知されている時です。
他にも、SNSで集客ページを用意していない人もいます。
その人をフォローしていて、考えや価値観、実績、コンテンツの価値を知っていれば、信頼があるのでLINEに登録するともっと有益な情報が得られると考えます。
逆に、広告のような自分のことを全く知らない人にLINE登録してもらう時には集客ページが必須にあります。
もし、広告が流れてきていきなりLINE登録画面がでてきても、怪しすぎて登録できないですよね…。
登録特典を見直す
C(登録率)の改善の1つで「登録特典を見直す」ことも大事です。
登録特典は「自分がどんな人にLINE登録をしてほしいか?」という答えになります。
例えば、僕の場合は集客代行のビジネスをしているのでその見込み客になる「集客を依頼したい人」にLINE登録をしてほしいわけです。
■ 登録特典は「誰に登録してほしいか」で決める
の場合は集客代行のビジネスをしているので、見込み客になる「集客を依頼したい人」にLINE登録をしてほしい。
もっと細かく具体的にわけると、、、
- 公式LINEを上手に使いたい
- 広告で集客をしたい
- SNSを使って集客したい など
こんな感じの人が見込み客になります。
でも、もし僕が「美味しいハンバーグの作り方」みたいな登録特典を用意していたら、ターゲットと特典がズレています。
この特典で登録者を増やしても僕のLINEに登録してくれた人は「ハンバーグの作り方」を知りたい人なので、集客に関する配信をするとブロックが多発して商品も売れません。
こんな感じで自分の商品やビジネスから逆算をして「どんな人にLINE登録をしてほしいのか」、だったら「どんな登録特典にするのか」を考える必要があります。
「登録特典がない」の意味
たまに「公式LINEがあるので登録してくださいね!」って登録特典がない告知をする人もいます。
LINE登録の価値を伝えないというのは、LINE登録の価値をユーザーが見出す必要があります。
例えば、有名人の公式LINEがあって「あの人の情報・動向が知りたい」と思えば、特典がなくても配信そのものが価値だと感じるのでLINEに登録すると思います。
でも、当然なのですが
- 発信者が価値を伝える
- ユーザーが価値を見出す
この2つなら、登録率が高いのは1ですよね。
ユーザーが価値を見出すのはかなり面倒で労力がかかるので、特別な人ではない限り登録してくれません。
登録特典を作らずに「公式LINEがあるので登録してくださいね!」という人は無意識に「登録する価値は自分たちで考えてくださいね。」と言っています。
【上級編】ターゲットと登録特典の細分化
ここでは、上級編のC(登録率)を増やす方法を紹介します。
「ターゲットと登録特典を細分化する」です。
1つの登録特典に大量のアクセスを流してLINE登録を獲得するのではなく、ターゲットと登録特典を細分化するとその中から刺さるものがあれば登録してくれるので登録率が増えます。
公式LINEの友達が増えない最大の原因
この悩みの最大の原因は「登録特典コンテンツがマッチしてない」です。
これは「あなたの特典コンテンツの質が悪い」と言いたいのではなく「ユーザーと特典コンテンツがマッチしていない」ということです。
自分の作った登録特典は「誰の」「どんな悩みを解決するのか」が大事になります。
「みんなのどんな悩みでも解決できるよ!」って、コンテンツほど刺さらないものはありません…。
だから、登録特典を届けるターゲットを絞る必要があります。
公式LINEアカウントの限界
ここで公式LINEの弱点があります。
公式LINEでは、基本的に1つの特典特典しか準備ができません。
1パターンしか特典特典が準備できないと、特定の人に刺さるコンテンツをつくろうとすればするほどターゲットとなる人は少なくなります。
逆に、多くの人をターゲットにすると、結果的に誰にも刺さらない登録特典が出来上がります。
理想の状態は下のような状態です。
- ターゲットを絞って
- それぞれに刺さる特典コンテンツを用意する
■ ターゲットと登録特典の細分化の例
ビジネスを例にすると
- 新規集客に悩んでいる人→ 新規集客の悩みを解消する登録特典
- リピート集客に悩んでいる人 → リピート集客の悩みを解消する登録特典
この2つのターゲットで違う登録特典を用意するとC(登録率)のアップが期待できます。
しかし、現状の公式LINEでできる方法としては
- ターゲットの数だけ公式LINEを運用する
- タイミングをずらして登録特典を変える
のような方法しかありません。
ターゲットと登録特典を細分化する
公式LINEの拡張ツールがあると「ターゲットと登録特典の細分化」の悩みは解決できます。
つまり、同じ公式LINEだけど違ったターゲットに向けてそれぞれにマッチしたコンテンツを用意することができます。
実際に、この集客代行は
- 流入経路
- アプローチ(訴求)
の2つ視点から、いろいろ登録特典を変えながら集客をして、反応がいいものをテストしています。
他にも、僕の運用している公式LINEを例にすると、、
【事例1】整体の公式LINE
- 肩こりに悩む人
- 腰痛に悩む人
この2つのターゲットで違う登録特典を用意する。
【事例2】飲食店の公式LINE
- 店内ポップを見た人
- SNSから公式LINEに登録した人
- 通販に興味がある人
この3つで登録経路を細分化してそれぞれに合った登録特典を用意する。
こんな風に、細かいターゲットの違いや流入経路の違いによって登録特典を変えるとC(登録率)のアップが期待できます。