LINE公式アカウントの挨拶メッセージ設定方法|ブロック率を下げる5つのチェックリスト

  • あいさつメッセージって何を送ったらいいの?
  • あいさつメッセージは登録者全員が必ず見るメッセージって本当?
  • あいさつメッセージで価値を感じてもらうとブロック率が下がるってどういうこと?
■ あいさつメッセージとは?「あいさつメッセージ」とは、LINE公式アカウントにユーザーが友だち登録してくれた直後に、自動で送信される1通目のメッセージのことです。

このメッセージは、ユーザーがあなたのLINEに登録して一番最初に目にする、いわば「お店の顔」とも言える非常に重要な役割を担っています。

※ 絶対に避けたい!NGなあいさつメッセージ

  • 初期設定のテンプレートメッセージのままになっている…
  • 効果を考えず、とりあえずで簡単な文章だけ作ってしまった…

あいさつメッセージは、登録してくれたほぼ100%の人が目にする唯一のメッセージです。

ここで「このアカウントは有益だ」「これからも情報をチェックしたい」と思ってもらえなければ、即座にブロックされてしまうため、今後のメッセージが一切届かなくなってしまいます。

目次

ブロックさせない!あいさつメッセージ5つのチェックリスト

■ あいさつメッセージ作成前に確認するべきリスト

  1. 自分が何者で、何を発信しているのかを明確に示す
  2. 情報発信するに足る資格や信頼できる実績を伝える
  3. 登録し続けることで、どんな明るい未来が待っているのかを伝える
  4. 簡単なアクションを促し、コミュニケーションの習慣をつける
  5. 改行や絵文字、吹き出しを使い、スマホ画面で読みやすくする

1.自分が誰なのか明確に示す

LINEに登録してくれた最初のメッセージでは、「ほとんどの人が自分のことを詳しく知らない」という前提でメッセージを作成することが鉄則です。

SNSで見かけてなんとなく登録した、という温度感の低いユーザーも多いため、あなたが何者で、どんな専門家なのかを改めて自己紹介する必要があります。

自己紹介では、ターゲットとなるユーザーが「この人は私のための情報をくれそうだ!」と魅力的に感じるように、明確なコンセプトが伝わるキャッチコピーを盛り込むのが非常におすすめです。

逆に、自分の経歴や思いをダラダラと長文で語りすぎるのは禁物です。

読むのに集中力が必要なメッセージは、ユーザーの離脱を招いてしまいます。

■ 自己紹介で盛り込むべき要素のアイデア

  • 自分が何者なのか(肩書やキャッチコピー)
  • 現在どのような活動をしているのか(事業内容やサービス)
  • どんなジャンルの専門家・プロフェッショナルなのか
  • これまでの経験や具体的な実績の紹介

自己紹介文は「過去・現在・未来」で考えると作りやすい

いきなり自己紹介文を書こうとすると、何から書けばいいか分からなくなりがちです。

その場合は、下記の3つの時間軸に分けて、伝えたい要素を書き出してみるのがおすすめです。

  • 過去:これまでの経歴、苦労した経験、スキルを習得した背景、具体的な実績など、今の活動の土台となる部分。
  • 現在:具体的にどのような活動や事業を行っているのか。誰に対してどんな価値を提供しているのか。
  • 未来:今後どのようなビジョンや夢を持っているのか。このLINEを通じて、登録者とどんな世界を実現したいのか。

2.配信する資格や実績を伝える

自己紹介と合わせて、あなたがそのジャンルについて語る資格があることを、客観的な事実をもって示しましょう。

具体的な実績や権威性は、強力なブランドとなり、まだあなたのことをよく知らないユーザーからの信頼を短期間で獲得するための鍵となります。

例えば、ダイエットコーチなら「3ヶ月で-10kg達成者、延べ100名以上をサポート」のように、数字で示せる実績は特に効果的です。

また、実績があるだけで、これから配信されるメッセージ一つひとつに価値が生まれます。

簡潔に語れる実績や、証拠となる画像(お客様の声のスクショや、表彰状など)も用意できると、信頼性はさらに高まります。

もし、まだ大きな実績がない場合は?

「始めたばかりで、まだ語れるような大きな実績がない…」と悩む方もいるかもしれません。

その場合は、実績を無理に大きく見せる必要はありません。

代わりに、「なぜこの活動を始めたのか」という情熱的なストーリーや、これまでの経験で得た専門知識、モニターで受けたお客様からの感謝の声などを丁寧に伝えることで、誠実さや人柄が伝わり、信頼に繋がります。

3.どんな未来があるのか伝える

ユーザーがあなたのLINEに登録し続けるメリットを、最初のあいさつメッセージで明確に伝えましょう。

ユーザーは常に「このアカウントを登録し続ける価値はあるか?」を無意識に判断しています。

あいさつメッセージだけでなく、常に登録を続ける価値を伝え続けることが、ブロックを防ぐためには不可欠です。

具体的に、このLINEに登録していることで、ユーザーのどんな悩みが解決し、どんな理想の未来(ベネフィット)を手に入れられるのかをイメージさせることが重要です。

ただ情報を発信するだけでなく、「あなたの人生がこう変わる」という変化を提示しましょう。

メリットを伝え続けるための施策例

  • LINE登録者の変化や成功事例を定期的に紹介する
  • 毎月1日に、登録者だけが使える特別なプレゼント(クーポンや限定動画など)を配布する
  • 新サービスやイベントの案内を、一般公開前にLINEで先行して知らせる

あいさつメッセージで期待感を高めると同時に、このような定期的な施策を実践することで、ユーザーはあなたのLINEを見逃さないようになります。

理想の未来をイメージさせるためのポイント

  • このLINEは、特にどんな悩みを抱えた人に向けた配信なのか
  • 読み続けることで、最終的にどんな結果や状態を手に入れられるのか
  • そのために、具体的にどのような情報や企画を配信していくのか

配信を読むことで、ユーザーが抱える悩みがどう解決され、どんな望みを叶えられるのか、具体的なビフォーアフターを想像させてあげましょう。

4.アクションをする習慣をつける

ユーザーからのアクションは、一度経験すると次からのハードルがぐっと下がります。

そのため、登録直後の最も熱量が高い状態である、あいさつメッセージの段階で何かしらのアクションを促し、「このLINEは反応して良い場所なんだ」と認識してもらうことが極めて重要です。

LINE公式アカウントは、ユーザー側からメッセージやスタンプなどのアクションをしてもらわない限り、1対1での個別チャットを開始できません。

アクションを通じて双方向のやりとりが生まれることで、ユーザーとの心理的な距離が縮まり、あなたの配信を「自分ごと」として意識してくれるようになります。

時間が経ってからアクションを促すよりも、登録直後のほうが反応率は圧倒的に高いため、必ずあいさつメッセージに取り入れましょう。

アクションを促す際の重要ポイント

アクションを求める際は、ユーザーが迷わないように、具体的で簡単な指示を出すことが成功の秘訣です。

  • NG例:「何かメッセージを送ってください」「ご登録の理由を教えてください」→何をすれば良いか分からず、面倒に感じさせてしまいます。
  • OK例:「このメッセージに共感したら、好きなスタンプを1つ送ってくださいね!」「あなたの今の悩みについて、番号で教えてください」→やるべきことが明確で、タップやスタンプ1つで完了するため、気軽に参加できます。

登録直後のユーザーには、メッセージ入力のような手間がかかるものではなく、タップやスタンプ送信といった、できるだけハードルの低いアクションを促すようにしましょう。

5.改行や吹き出しで見やすくする

LINEのトーク画面は、ブログ記事やメールマガジンとは異なり、チャット形式の短い文章でのやりとりに最適化されています。

そのため、テキストがぎっしり詰まった長文メッセージは、見た瞬間に「読みにくい」と思われ、内容を読まれずに離脱される大きな原因になります。

あいさつメッセージでは、伝えたいことが多くても情報の詰め込みは避け、できるだけスクロールが少なくなるように、メッセージを複数に分割して送信するのが理想的です。

また、適度な改行や絵文字、記号(■、▼など)を使うだけで、視覚的にリズムが生まれ、格段に読みやすくなります。

吹き出しや画像を効果的に使うことで、メッセージに親近感と分かりやすさをもたらすことができます。

LINEで使える多様なメッセージ形式

LINE公式アカウントでは、単純なテキストメッセージ以外にも、ユーザーの目を引くための様々な配信形式が用意されています。

  • リッチメッセージ:画像とテキスト情報を一つにまとめ、リンクを設定できる形式。画面占有率が高く、視覚的にアピールしやすい。
  • カードタイプメッセージ:複数のカードを横にスワイプして見せられる形式。商品紹介や選択肢の提示に便利。
  • 画像や動画:テキストだけでは伝わらない雰囲気や情報を、視覚的に補うことができる。

これらの形式をあいさつメッセージに組み合わせることで、テキストだけの単調なメッセージを避け、ユーザーを飽きさせない魅力的な第一印象を与えることができます。

author avatar
本岡 直樹
出身:兵庫県 生年月日:1989年10月29日 【経歴】 ・学生時代に起業 ・イベント、サロン経営、アフィリエイト、コンテンツ販売 等を経験し、集客・マーケティングの重要性を痛感して、集客支援をスタート。
目次