公式LINEを使い始めた時、割と初めに悩んだのが『何を配信すればいいのかな?』という悩み…。
僕も「公式LINEって、どうやって使うのが一番いいの?」っていう課題を感じてて、かなり試行錯誤をした部分でもありました。
実際、2022年6月頃に配信した配信結果をみると、配信数23人に対して反応は0人という悲しい結果もありました。
さすがに、この結果の放置はまずいと思ってそこから改善を重ねてると、割と反応率は改善していきました。
下の画像はその一例ですが、73人に配信して反応数が15人なので、比較すると、かなり改善したのではないかな?と思います。
僕が公式LINEの運用で反応がなかった時と、反応が改善した時で大きく認識が変わったのは、公式LINEの役割です。
公式LINEの配信をスムーズに情報を伝えるために、どこに位置づけたのかで結果が大きく変わったと思うので僕の気づきをシェアします。
その前に、過去の反応0だった時に、僕が間違って認識をしてたことを伝えます。
ここから反応がイマイチだった時の僕の3つの間違った認識を紹介します。
1つ目は、公式LINEが「メルマガの代わり」だと思っていたことです。
公式LINEとメルマガは、お客さんに情報を届けることができるPUSH型のメディアなので、よく同じようにまとめられます。
PUSH型メディアとPULL型のメディアの違い
▼ PUSH型メディア
PUSH型メディアは、情報を送信する側が情報を配信して、受信側は情報を受け取る形のメディアです。
例としては、公式LINE、テレビ、ラジオ、ニュースアプリのプッシュ通知、メールなどがあります。
▼ PULL型メディア
PULL型メディアは、情報を受信する側が情報を取得する形で、情報発信者はユーザーが動きで情報を提供します。
例として、検索エンジン、ウェブサイト、SNSなどがあります。
でも、PUSH型のメディアという部分は同じですが、違う部分もたくさんあります。メルマガと公式LINEは一部としてこのような違いがあります。
なので、メルマガと同じような感じで長文を送ることもできるのですが、個人的にはちょっと読みにくいと感じます。
個人間でのやりとりでも同じです。
チャットなので、長文ダラダラ…って感じより短い文章でのやりとりをパンッ、パンッってやりとりをする方がストレスはないように感じます。
スタンプなんて代表的で、チャットだからできた文化で、逆に、メールでLINEのようなスタンプだけが送られてくると「マジか…」ってなりますね。
2つ目は、公式LINEが「ノウハウを伝える」ツールだと思っていたことです。
これは、公式LINEだけに限ったことはではないのですが「GIVEするのが大事」ってよく言われることから
- 役に立つ配信をする
- ノウハウを伝える など
少し間違った認識をしていることがあります。
すごく極端に言ってしまえば、ノウハウっておもしろくないので興味がない人からするとどうでもいい価値が低い情報です。
ドラマと国会中継
「ドラマ」と「国会中継」を比較してみるとわかりやすいです。
ドラマはなんとなく見ても楽しいですが、国会中継は目的がないとみてもおもしろくないですよね。
でも、「役に立つ」という視点では、ドラマよりも国会中継の方が役に立ちます。
「おもしろさ」と「役に立つ」は求められている場所が違うので【役に立つ配信をするぞ!】と思っている人はお茶の間に国会中継を流しているのと同じことをしているかもしれません。
これを少し専門的な言葉で言えば、「有益性」と「興味性」の違いです。
コンテンツの『有益性』と『興味性』
有益性=役立つ・勉強になる
有益性は、コンテンツが提供する情報や知識の価値のことで、例えば、商品の説明や専門的な知識は有益性が高く、読者が求める情報やニーズに合致している場合に、価値が高いコンテンツです。
興味性=おもしろい
興味性は、読者がコンテンツに対して興味を持つかどうかで、例えば、エンターテイメントや趣味など、個人の好みに合わせたコンテンツが興味性と判断できます。
読者が興味を持ち、そのコンテンツ引き込むようなコンテンツが理想的です。
僕の場合であれば、月990円の有料メルマガをしていますが、こちらは「おもしろさ」よりも「ノウハウ」を求められているので、割といきなりノウハウを話しています。
なので、文章自体におもしろさっていうのは少なく、少しだけ集中力が必要な専門的な情報が多くなっています。
多くの人が見たいのは『興味性』
実際に、2021年のテレビ番組の視聴率ランキングトップ10を紹介すると、ほとんど「興味性」のある場組です。
下の視聴率TOP10で有益性があるのは「6,世界一受けたい授業 – 11.6%」くらいではないでしょうか??
- 仮面ライダーセイバー – 13.5%
- 鬼滅の刃 – 12.8%
- 知らなくていいコト – 12.2%
- ザ!鉄腕!DASH!! – 11.9%
- ジャニーズ銀座 ~2021初めての生配信~ – 11.7%
- 世界一受けたい授業 – 11.6%
- 逃走中 – 11.5%
- さんまのお笑い向上委員会 – 11.1%
- 世界の果てまでイッテQ! – 10.7%
- 爆報!THEフライデー – 10.3%
3つ目の間違いは「LINE配信で教育する」と思っていたことです。
ビジネスの流れは
- 集客
- 教育
- 販売
この3ステップが大事だと言われています。
でも、1つ目の間違いの「メルマガの代わり」と共通する部分がありますが、メルマガは割と長文OKなメディアなのでたくさんの情報量をいれることができます。
情報量を増えるとそれだけ教育できますが、LINEの場合はそんなに情報量を入れることができません。
なので、LINEで何かを伝えるというよりかは違う媒体に移動してもらうことが必要です。
よくある教育の流れ
最近の公式LINEを配信している人の「教育の流れ」を紹介すると、、、
公式LINE → ブログ・インスタライブ・音声・ZOOM・メルマガ・Youtube
このような感じで、開封率の高い公式LINEで告知をして、たくさんの情報量が入るメディアに誘導するのが最近のパターンとなっています。
ステップ配信は時代遅れ??
公式LINEでの「教育」は元から「公式LINE→他のメディアへの誘導」ではありませんでした。
それこそ、ステップ配信を使って教育する、(例えば、7日間で少しずつ内容を伝える)みたいな方法が少し前のトレンドでしたが、その形さえも最近では変わってきています。
というのも、最近では「アテンションエイジ」と呼ばれるほど「注目される・読まれる」が難しい時代になっています。
▼ アテンションエイジ
「アテンションエイジ」とは、情報過多の時代において、人々が持つ注意力に対する競争が激化し、マーケティングや広告などが人々の注目を引くために様々な戦略が必要があるとされること。
日々、大量の情報が流れるようになったため、人々が情報に対して注目する時間やエネルギーが限られている背景があります。
そのため、マーケティングや広告の世界では、より効果的に人々の注意を引くための施策や戦略の価値が大きくなっています。
そのため、少しずつ情報を与えて教育する。というよりも短期間・短時間で集中力の高い状態でコンテンツや体験をしてもらうことで教育するというトレンドになっています。
この記事のまとめの紹介と、公式LINEの使い方をもう一度整理します。
公式LINEの3つの間違い
- メルマガの代わり
- ノウハウを伝える
- LINE配信で教育をする
上の3つの間違いから逆説的ですが、公式LINEの使い方はこのように導かれます。
公式LINEの使い方
- LINEの特性を理解して画像や
- 「有益性」より「興味性」を重視する
- LINE上で教育をするのではなく、教育できるメディアに誘導ツールとして使う