公式LINEの効果を最大限に発揮するには【ロードマップ】が必要です。
ロードマップっていうのは【大まかな地図】です。
「1番はじめにあれをして、2番目にこれをする。3番目には…」のように、初めて料理をする人がレシピを1つずつ見ながらつくっていくように、公式LINEを運用にも効果的な『順番』があります。
今、頭に思いついたことを書き出して一つずつ解決すると、最終的には理想の運用を達成することができるかもしれません。
「何をするか」より「どの順番でするか」
『順番』を無視するのは、包丁の握り方を知らない料理の初心者が、盛り付けの勉強から始めるのに似ています。
盛り付けの仕方を学んでも、何かのきっかけで「私には美味しい料理がつくれないから、次は美味しい料理の作り方を勉強しよう」と気づきます。
美味しい料理の味付けを勉強すると、新たに「食材の切り方を知らない」ことに気づくでしょう。
結果的に、包丁の使い方から正しい順番で学ぶと、美味しい料理を1日でつくることができたのに、順番を間違ったことで1週間も時間が必要になるかもしれません。
もし、自分の子供がそんな順番を無視したことをしていると、きっと「まずは包丁の握り方からね」と優しく注意をしてあげるでしょう。
仕組み化に必要なピース
今から約3年前、自分の整体の技術を活かして、セルフケアコンテンツを販売するビジネスをしていました。
❶ 広告を使って自動的に集客して、公式LINEに登録をしてもらう。
❷ そして、ステップ配信も自動的に5通ほど価値観を共有したり、商品の必要性をアピールといった教育をしてからセールスをする。
お客さんが商品を買ってくれたら、セルフケアの動画コンテンツがお客さんに納品されて、自動的にお金が入ってくる。
僕は、できるだけ「仕組み化・自動化」で効率的に仕事をすることに強くこだわっていました。
仕組み化への強すぎる憧れ
仕組み化・自動化への憧れが強すぎて、仕組み化以外の自分の時間で労働をしている時間は「この時間って意味あるの?」「この時間は無駄な時間だ」と極度な嫌悪感がありました。
多分、頑張って働く人から見ると「楽して稼ごうとしてる」と見えるかもしれないし、仕組み化を教えてる人からすると「仕組みをつくっている」と言うかもしれません。
でも、僕が「仕組み・自動化」にこだわったのは、やることが多すぎて結果的に何も中途半端で思うような結果が出ませんでした。
ベットの中で誰にも見つからないように、悔しくて泣いたつらい経験をしたことにあります。
やることが多すぎ問題
整体のコンテンツ販売をする前には、エステのお店を閉店した経験があり、この時の1つの悩みとして「やることが多すぎる…」という悩みを抱えていました。
● 新規集客はホットペッパーや地域情報紙を使っていったので、今月限定のキャンペーンを考えたり、原稿を考えてデザインしてもらったものをチェックする。
● 既存のお客さんのリピートには、ハガキDMを送るためにキャンペーンの企画を考えて、原稿とデザインを印刷会社に発注。
● それが届いたら宛名を入れて郵便局にもっていく。反応があってもなくても、その施策の反応率はどのくらいでいくら売上になったのかを計算する。
施術は女性のスタッフにしてもらっていたので、直接お客さんと関わることはなかったので、忙しくてもなんとか回っていた理由だと思います。
他にも、シフトを考えたり、広告の費用対効果を測定したり、顧客管理でどのくらい集客できて、リピート率がどのくらいで…みたいなことを1日1日が過ぎていきました。
不安すぎて笑うことができない
目の前の作業に精一杯で将来のための作戦をたてて、実行することができませんでした。
でも、この時から本当は気づいていました。
「こんな1日14時間、休みなしで働くのはできない。バイトをするほうが稼げるんじゃないか?でも、どうしたらいいかわからない…」
「自分のお店がある」「自分でビジネスをしている」は友だちや家族からは「頑張っている」と言ってもらえることが多かったです。
でも、僕の心の中では毎日が不安で、顔もどんより暗くて、笑うことができませんでした。
仕事をしている時だけが安心できる時間で、遊びにいく、贅沢をすることに罪悪感があって全く楽しむことができませんでした。
だから、反省として「仕組み化・自動化」にこだわって効率よくビジネスをしていくと決めていました。
いきなりの仕組み化は失敗に終わった
仕組み化・自動化に憧れてはじめた、整体のコンテンツ販売はほとんど売れませんでした。
お客さんが公式LINEに登録をしてから、合計10日間程度は自動的にステップ配信が流れるようになっていました。
11日目からは何も設定をしていなかったので、何かメッセージを組み込もうと思ったのですが、どんな配信を入れたらいいかわからなかったのです。
だって、頑張って考えたステップ配信なのに「売れていない!」という事実を目の当たりにして、これを解決しないまま仕組み化をしても成果を出すのは難しいと心の中の違和感に気づいていました。
でも、仕組み化、自動化をあきらめることはできず、勉強をつづけました。
合っているはずなのにできない
Twitterでよくみるような「自動で○○億円稼いでいます。」みたいな人の5万円くらいする怪しい教材やいわゆる数万円の情報商材を買い漁りました。
宝くじを買うように1つの商品を買うたびに「新しいノウハウがありますように」と願いを込めながら、カード情報を入力して買っていました。
でも、実際にたくさん商品を買ってみると、ほとんど同じような内容。シンプルに言えば、集客して、教育して、販売する。
自分のやっていることは間違ってなかった!と安心感があっても「でも、なんでできないの?」と疑問が強くなっていきました。
1通の無料メルマガの衝撃
そんな時、僕のメールの受信箱に1通のメールが届きました。
それは、以前にメルマガに登録した中村さんという人のメルマガで、仕組み化について書かれていました。
その時の短い文章はかなり印象的で僕の価値観をガラっと変えました。
「ステップメールは普段の配信で反応が良かったものを組みこむ」
この文章を見た時に、それまでの悩みや価値観が一気に崩れたのを感じました。
僕が今まで仕組み化・自動化とか効率を求めてしていた行動は、売れない配信文を適当な順番で配信しているだけに過ぎなかっただけと気づきました。
正しい順番が成功に導く
本当は反応が良い商品や配信文をテストをして、それをステップ配信に組み込むから反応が良い仕組み化・自動化ができるんだ。と何万円もした効果なコンテンツよりも、無料のメルマガの1文が大きな気づきになりました。
それを聞いてから、それまで配信していた一斉配信の中から反応がいいものを集めてステップ配信に組み込んでみました。
すると、当たり前なのですが、何も知らずに頑張った時よりも数倍の差で商品が売れるようになりました。
結局、大事なのは、形だけ真似するのではなく、正しい順番でゴールに向かってすすむこと。
料理の初心者が盛り付けから勉強をしても、美味しい料理をつくれないように、公式LINEの運用も正しい順番でゴールに向かうことが結果的に一番の近道だったようです。
公式LINEの正しいロードマップ
いきなり仕組み化を目指した結果、挫折を繰り返した僕が見つけた公式LINEのロードマップはこの順番で必要なスキルや反応の高いパターンをみつけることでした。
❶ 少なくても安定的に集客ができる手段を見つける。
❷ LINE登録した見込み客に反応が良い配信パターンをみつける。
❸ それをステップ配信に組み込むことで仕組み化・自動化が完成する。
❹ 最後に、集客を拡大させてレバレッジをかける。
文章にすると、短い文章でかなりシンプルに感じます。
でも、1つ1つで必要なスキルは違っていて、成果を出すのは学ぶためのお金や時間が必要です。
次の配信からから❶~❹について1つずつもっと詳しく紹介をしていきます。