この記事ではLINE公式アカウントの分析方法、具体的には以下の3つの分析方法を紹介します。
❶ 一斉配信の開封率の分析方法
❷ 一斉配信の反応率の分析方法
❸ リッチメニューのタップ数の分析方法
「一度作って終わり」は3割しか使っていない
正直に言えば、公式LINEを使っていても分析までしている人は全体の1割程度だと思います。
分析って数字に強くないと難しいと思うし、面倒なのはわかる…。
僕のクライアントさんにもこういう人は多くて、そんな人でもきっと「やった方がいいとは思ってる」という認識はあるので、この記事を読んで、是非、チャレンジしてみてください。
分析が必要な理由「お客さんの行動が答え」
公式LINEを使っている人はきっと「売上をあげたい!」と思っているはず。
だからこそ、いろんな施策を考えたりたくさんの工夫をして、もっと良いものを追求していく。
でも、もし、目の前に答えがあったらどうだろうか?その答えを参考にして次の施策を考えるに決まっている。
その答えが【分析】で、そこにお客さんの行動が詰まっています。
- 施策Aは100人が反応して、売上が30万円になった
- 施策Bは10人が反応して、売上は3万円になった
もし、この2つの施策があったら、自分の好みはもしかしたら施策Bなのかもしれないが、お客さんが求めているのは間違いなく施策Aということがわかる。
「分析をする」というのはそれこそがお客さんの求める答えなので、ビジネスをするなら目を背けることができないものと思いませんか?
❶ 一斉配信の開封率の分析方法
一斉配信の開封率は下の式で計算ができます。
開封率 = ( 開封数 ÷ 配信数 ) × 100%
公式LINEでは、平均60%程度だと言われていますが、この数字は自分のビジネスに当てはめる必要はあんまりない…。
というのも、僕がいろんな公式LINEの分析をしてみると個人差が大きくあるという事実があるから、開封率60%あるからOK!ないからダメ…ってわけじゃない!
開封率が高い・低いの傾向
ビジネスのやり方によって開封率の高い・低いの傾向は大きくわかれている。
開封率が高いビジネスの傾向
- 実店舗やオフラインビジネス
- 来店したお客さんに登録してもらっている場合
- 配信よりもお客さんとのやりとりをメインの使い方にしている場合
開封率が低いビジネスの傾向
- 密なやりとりがないオンラインビジネス
- メルマガのような一方的な使い方の場合
- 広告を使って集客する場合
上のような状況によって開封率にかなり大きな差が生まれるので、他人との開封率の比較よりも、過去の自分との比較をしてその中から開封率が良いパターンをみつけることが大事!
一斉配信の開封率の分析手順
LINE公式アカウントのログイン画面からログインして
❶ 分析
❷ 左サイドバーの「メッセージ配信」
❸ 「配信」と「開封」が表示される
❸で表示されている「配信」「開封」の数字から開封率を計算する。
開封率 = ( 開封数 ÷ 配信数 ) × 100%
例:配信数:209、開封数:93の場合…
( 93 ÷ 209 ) × 100% = 44%
開封率は44%となる。
開封率の改善につながる要素
開封率を改善する時には以下の要素が関わってきます。
- 配信日程(時間・曜日・時期)
- 1行目の文章(通知で表示される)
- 最後の吹き出しの1行目の文章(トークリストに表示)
主にこの3つを改善することで開封率の改善が期待できます。
❷ 一斉配信の反応率の分析方法
2つ目の分析は一斉配信の「反応率」の分析です。
つまり、配信を開封した人のうち、何人の人が反応したのか?ということ。
式にするとこのような式になりますね。
反応率 = ( クリックユーザー数 ÷ 開封数 ) × 100%
反応率として代表的なのは「リンクをクリックした」があります。
逆に、お知らせだけのように反応するものがなければ、この反応率の分析方法はみることができませんのでご注意ください。
一斉配信の反応率の分析手順
LINE公式アカウントの管理画面をひらきます。
❶ 左サイドバーの「オーディエンス」
❷ オーディエンスタイプの「クリックターゲティング」を選択
❸ 対象の配信の「選択」を選ぶ
※ 配信にリンクがないとクリックターゲティングは選択できません。
❹ 「選択」を押すと下のように「クリックユーザー」が表示
反応率 = ( クリックユーザー数 ÷ 開封数 ) × 100%
例:クリックユーザー数:24、開封数:50(※ 開封数の確認方法は❶の開封率の分析方法を参照)
( 24 ÷ 50 ) × 100% = 48%
反応率は48%ということがわかります。
反応率の改善につながる要素
反応率を改善する時の要素になるのは以下のようなものです。
- 配信文(文章量や内容・画像の利用など)
- クリックしたくなる誘導
- ユーザーの操作性(例:リッチメニューの有無)
このような要素を改善することで、反応率の改善が見込めます。
❸ リッチメニューのタップ数の分析方法
3つ目はリッチメニューのタップ数の分析方法です。
公式LINEのリッチメニューは一度作成してからそのままになっている人が多いのではないかと思います。
どのくらいタップをされているのか?をみてみると以外とタップされてない…ということが多いと思いますので、作った終わりではなく改善していくのがオススメです。
リッチメニューのタップ数の分析方法
❶ 「分析」を選択
❷ 左サイドバーの「リッチメニュー」を選択
❸ 期間を選択
上のように表示されるので、どの項目がどのくらいのタップされているのか数字をみてみましょう。
リッチメニューの改善につながる要素
リッチメニューの改善につながる要素となるのは、以下の項目となります。
- リッチメニューのデザイン
- リッチメニューの項目
- ユーザーの操作性(表示・非表示)
公式LINEの分析方法のまとめ
❶ 一斉配信の開封率の分析方法
❷ 一斉配信の反応率の分析方法
❸ リッチメニューのタップ数の分析方法
3つの公式LINEに関する分析方法を紹介してきました。
分析や数字は苦手…という人も多いと思いますが、もっとお客さんに満足してもらうためには必要なことなので、是非チャレンジしてみてください。