小さなサロンの客単価改善のLINE活用法

 この記事では、小さなサロンが公式LINEで客単価を改善する方法を紹介します。

「客単価」をもっと分解する

 小さいなお店がまずすべきである「客単価」改善の具体的な方法の前に大事なことを説明します。

それは要素を「分解する」ということです。

 例えば「売上」を「客数・客単価」に分解したように「客単価」ももっと細かく分解するのが大事です。

 分解して細かくすればするほど、具体的な対策がどんどんでてきます。

 もし、「売上を上げる方法を10個言ってください」と聞かれると少し困ると思います。でも、「商品単価を10%上げる方法を1つ言ってみてください」と聞くと比較的スラスラ答えることができると思います。

 つまり、要素を細かく細かく分解することで「客単価」を上げるための具体的な作戦がどんどんでてきます。

大きい数字を改善するより細かい数字を少しずつ改善する

 また、「売上=客数×商品単価×購入頻度」のように分解することで他にもメリットがあります。

 もし、売上を2倍にするには?を考えるのは少し難しいと思います。でも、分解してみて「客数・商品単価・購入頻度」をそれぞれ25%ずつ改善すれば売上は約2倍になります。

もし、売上を2倍にするなら

もし、「売上を2倍にする」と思った時、どちらの方が簡単に感じますか?

  1. 売上をどうやって2倍にしよう
  2. 「客数・商品単価・購入頻度」をそれぞれ25%上げよう。

⇒ 1.25×1.25×1.25=約2倍

 この2つを考えると、おそらく2の方が「できそう」と感じるのではないでしょうか?

もっと具体的にイメージしてみる

 より具体的にイメージするために、エステを例にして考えてみましょう。

改善前の状態

・商品単価:8000円

・来店ペース:30日1回(月1回)

・平均継続月:6カ月

→ 1人あたり年間売上=48000円

改善後の状態

・商品単価:9000円(+1000円)

・来店ペース:25日に1回(+5日)

・平均継続月:7カ月(+1か月)

→ 1人あたり年間売上=75600円(+27600円)

 改善前と改善後の数字を比較しても、無茶な数値の改善ではないと思います。少しの工夫の組み合わせで結果的に1年間売上が+27600円になります。

 もし、客数が100人いたらそれだけで年間276万円の売上アップになるということですね。しかも、広告費のように大きな改善コストはかかっていないので、ほとんどが利益として残ります。

小さなお店は「公式LINE」が最も簡単で効果的

 ここから具体的に何をしていけばいいのかを紹介します。

 結果的にいえば、今なら「公式LINE」の活用が最も簡単で効果的です。