この記事は、公式LINEの運用の初心者の方の向けの公式LINE運用の基礎の記事になります。
個人向けビジネスは公式LINEを使おう
個人がビジネスをするなら公式LINEの利用が必須です。
ここでは、公式LINEを使う時の優位性を紹介していきます。
公式LINEを使うべき理由
■ 公式LINEを使うべき理由
- 顧客リストがつくれる
- 新情報を発信
- 自社HPへ誘導できる
- SNSと相性抜群
- 無料ではじめられる
❶ 顧客リストがつくれる
ビジネスにおける最大の資産は「お客さん」です。
もっといえば、お客さんと自分との関係性です。
最大の資産である関係性のある人がリストになっているのが「顧客リスト」です。
■ 「顧客リスト」の重要性がわかる話
江戸時代の商人は火事に巻き込まれても肌身離さず抱えて逃げたのが… 大福帳(顧客リスト)といわれています。
公式LINEでは、登録してくれた人とのやりとりや個人情報をメモできたりするので、簡易的な顧客リストをつくることができます。
❷ 新情報を発信
ビジネスをする時に大事なのが「リピート」です。
1回だけのお客さんばかりを相手にしているビジネスはかなり不安定です。
逆に、新規客が少なくてもリピート客が安定的に確保できるとビジネスはかなり安定します。
そのためには、一度、商品を買ってもらったお客さんに自分からコミュニケーションをとることができる。というのが大事です。
公式LINEでは何か発信したい情報があった時に一斉配信をすることができます。
■ 一斉配信の配信例
- 新商品の情報を伝えられる
- 新サービスの情報などを伝えられる
- LINE限定クーポンを配布
- 臨時休業のお知らせ
今までは折込チラシを入れないと難しかったような案内も0円で情報を伝えることができます。
❸ 自社HPへ誘導できる
公式LINEを上手く使うことで、お客さんを他のメディアへ誘導することができます。
■ 他メディアの誘導例
- 見積もりや制作のご依頼
- 申込フォーム
- 公式サイトや受付予約ページ
- 限定クーポンがもらえる
- アンケート
公式LINEは自分からお客さんに情報が届くプッシュ型のメディアなので、すぐに見てほしい情報は公式LINEを使って案内するのがオススメです。
❹ SNSと相性抜群
集客の手段の1つにSNS集客があります。
理想はSNSからいきなり商品を買ってもらうのが理想ですが、現実的にはかなり難しいです。
なので、見込み客かどうかを判断する時の1つの手段として公式LINEへの誘導があります。
■ 例:LINE登録特典にお店のクーポンを用意
- お店に興味のある人は登録する
→ SNSのフォロワーの中でも来店に興味のある人が抽出できる
※ LINEの登録特典が1つのフィルタになる
特に、有料の外部ツールを使えば、流入経路も分かるので、さらに細かい管理をすることできます。
❺ 無料ではじめられる
公式LINEは登録者が増えるまで、月1000通の配信まではずっと無料で使うことができます。
リピート客が中心の場合は、ネットで全国の人を相手にしているようなたくさんの見込み客が必要ではありません。
その結果、個人のビジネスでは公式LINEをずっと無料で使うこともできる人が大半だと思います。
発信するメディアの選び方
公式LINEが出てくるまで、プッシュ型のメディアとしては「メルマガ」が一般的でした。
人によっては「メルマガ」と「公式LINE」どっちがいいの?って迷う人もいるかもしれません。
ここではメディアの選び方を紹介します。
メディアの選び方
自分が発信するメディアを選ぶときは「見込み客がどんなメディアを見るか?」を考えると答えがわかります。
例えば、ダイエット商品を売るとしたらどっちのメディアに情報を載せたいですか?
- ダイエットの雑誌
- パチンコの雑誌
この2つなら1のダイエット雑誌の方がいい!っていうのは明らかです。
公式LINEでも考え方は同じで、自分のビジネスの見込み客がみているメディアで発信をする必要があります。
■ 見られるメディア
- 発信が届きやすい
- 想いや価値観が共有できる
- 商品も売れる
■ 見られないメディア
- 発信が届かない
- 自分の想いが伝わる
- 商品が売れない
もし、企業ではなく個人を相手にビジネスをしているなら「メールとLINEどっちを使うか?」を考えればいいのです。
個人向けビジネスは公式LINEが有利
個人の場合なら、ほとんどの人が「LINE」の方がよく使うので、公式LINEからスタートするのがオススメです。
逆に、企業向けのサービスの場合は公式LINEよりもメールや紙のDMが有効な場合も多いです。
■ メディアの選び方
- 自分のターゲットがどんな生活習慣をしてるか?
- 生活に溶け込んでるメディアは何か?
※「このメディアが流行っているから!」という選び方はNG
■ LINEはユーザー数が多い
上の図は総務省の令和3年のデータですが、LINEが92.5%で国内の主要SNSの中でトップなのがわかります。
大事なのは、ターゲットが普段何を使うか?を常に考えることです。
【大企業も公式LINEを導入している】
- 銀行
- スーパー
- 家電量販店 など…
あなたも企業のLINEに登録していませんか?
メルマガは効果がない?
公式LINEとよく比較されるメルマガですが、結論をいうと、メルマガでの発信もできるならした方がいいです。
でも、メルマガは有料のものがほとんどであり、発信するメディアが増えるとそれだけ仕事が増えてしまいます。
ただでさえ、時間とお金がない個人の方で「まず、始めるなら…」と質問されたら、公式LINEと返事をします。
メルマガと公式LINEの比較
1つのメルマガと公式LINEの比較として下のようなものを紹介します。
開封率では公式LINEはメルマガの約6倍。本文のクリック率だとメルマガの20倍以上となっています。
■ メルマガの開封率が低い理由の1つ「捨てアド」
普段使用するメールアドレスとは別に作られた登録用メールアドレスのことでメインのアドレスではないのでせっかくの配信も見られない。
例えば、開封率が6倍違うということは、公式LINEの友だちが100人いたとしたら、メルマガの場合は600人が必要ということです。
6倍の人を集めようと思うのはかなり大変だと感じませんか…。
LINEの料金や機能
ここからLINEの運用で必要な基本機能を紹介しておきます。
実際は使いながら機能を覚えてもらうのでここで内容は「へぇー」みたいな感じで理解してもらえるいいと思います。
公式LINEの料金プラン
公式LINEの料金は1カ月の配信通数によって金額が決まっていて、月1000通までは無料で利用できます。
料金は上の図のようになっていますので、配信数が少ない人は無料で使えるのが魅力の1つですね。
課金対象外のメッセージ6種類
公式LINEはメッセージ数によって課金される料金体系になっていますが、一部のメッセージは課金の対象外になっています。
下のメッセージの種類はカウントされず、課金対象外になっています。
■ 課金対象外のメッセージの一覧
- 挨拶のメッセージ
- 応答メッセージ
- 応答メッセージ(AIが応答)
- 1対1のチャット
- タイムラインの投稿
- Reply API
逆に課金されるのは、
- メッセージ配信
- ステップ配信
で、さらに、メッセージのカウントは 3つの吹き出しで「1通」とカウントされます。
上のように1回の配信で吹き出し3つ分までは1通のカウントになります。
公式LINEの基本機能
■ LINEの基本機能
- メッセージ配信
- LINEチャット
- LINEコール
- LINEクーポン
- ショップカード
- リッチメニュー
- LINEVOOM
❶ メッセージ配信
メッセージを送ることができ、送信先も選べます。
友だちになってくれた人への一斉送信のメッセージや絞り込み配信もできます。
❷ LINEチャット
LINEで1対1のチャットでやりとりすることができます。
個人で使っているLINEのトークと同じように使えて、 ユーザーと1対1で会話できます。
一斉送信ではないので、信頼関係構築の手段として活躍 できます!
また「自動応答」の設定も可能なので、よくある質問などは自動で対応できるようにすると便利です。
■ 公式LINEの一斉配信とチャットのメリット
一斉配信とチャットが同じ画面でできることで、問合せの対応が簡単かつスムーズに実現できます。
例:「一斉配信 → 興味ある人は個別」
こうすることで、一斉送信からのレスポンスを高くすることができます。
❸ LINEコール
LINEコールなら電話番号を知らなくても、通話・ビデオ通話を無料ですることができます。
通話のためのURLやQRコードの発行ができるため、利用を促すのにも効果的です。
また、プロフィール上にボタンを設置することで、いつでも通話できるようにできます。
❹ LINEクーポン
LINEでデジタルクーポンの発行ができます。
クーポンを利用することで新規顧客の獲得やお客さんの来客促進に有効です。
また、抽選機能を用意したり、クーポンコードを設定することもできます。
❺ ショップカード
LINEでは、デジタルショップカードを発行できます。
ショップカードによってQRコードを送ることで使用できて、リピーター獲得にも効果的です!
また、雨の日はショップカードのポイント2倍など自由に設定することができます。
❻ リッチメニュー
トーク画面下にリッチメニューを表示できます。
LINEのトーク画面下に固定表示されるメニュー機能を設定できます。
レイアウトも多々あり、作りこむことも可能です。
❼ LINEVOOM
動画中心のプラットフォームで、以前は「タイムライン」でした。
LINEの友だちになっていなくても 「フォロー」されていると、ユーザーのLINE VOOMに投稿が表示されます。
LINE運用よくある間違い
LINEの運用では、やり方を間違うと成果は出ません。
間違ったやり方を継続しても成果はでません。
もし、公式LINEを運用して数カ月経っても成果がでないならやり方を見直おす必要があります。
LINE運用でよくある3つの間違い
- ノウハウだけを配信しない
- セールスだけを配信しない
- なかなか商品を売らない
❶ ノウハウだけを配信しない
ノウハウだけをひらすら配信するのは、お客様にとっては嬉しいですが、役に立つ情報を無料で配信するのと商品が売れるのは全く別の話です。
逆に、ノウハウを配信しすぎると、お客さんがお金を払う習慣がつかず、商品が売れなくなります。
お客さんに喜んでもらうことは大事ですが、本来の目的は
- 自分の商品やサービスを販売したい
- 生徒を増やしたい
- 来店してもらいたい
このようなビジネスの集客が目的なはずですので、ノウハウだけを配信して「喜んでくれた!」と満足しないようにしましょう。
❷ セールスだけを配信しない
2つ目は、1つ目とは逆で「セールスだけを配信しない」ということが大事です。
LINEに登録してすぐの人は、あなたの事をまだそんなに知りません。
そんな人からサービスや商品を買わないですよね。逆に、セールスばっかりされるとブロックしたくなります。
まずは、信頼関係を築いてからセールスを実践していきましょう。
❸ なかなか商品を売らない
1つ目の間違いと共通をする部分がありますが、商品を売るのが怖くてなかなか商品を売らない人がたくさんいます。
商品を置いてると勝手に売れる…というのは理想的ですが、実際は商品は売らないと売れません。
自分の商品がお客さんの役に立つと思うならしっかり商品を売ってあげましょう。
公式LINE運用の障壁
公式LINEにもメリットがたくさんありますが、乗り超えないといけない障壁もあります。
ここでは運用時の障壁について紹介します。先に、苦労をすることを知っておくことで、いざその障壁がやってきた時に気持ちを楽に対応することができます。
■ LINE運用の障壁
- 集客するのが難しい
- 心が折れてしまう
❶ 集客するのが難しい
最大の障壁は、公式LINEの集客を難しいと感じる方が多く、諦めてしまう方、うまく活用できていない方が 多いです。
例えば、SNSであればフォロワーが全く増えない…ということはないと思いますが、公式LINEの場合はやり方のコツを掴むまでが難しく、まったく増えない人もいます。
❷ 心が折れてしまう
2つ目は、ブロックに関する障壁です。
公式LINEを運用していると必ず「ブロック」をされます。
頭ではブロックされることもある!と理解していても、経験が浅いと心が折れてしまうこともあり、その結果極端に配信数が減る人も多いです。
お客離れは必ず起こるものなので、ブロックを気にすることはありません。
公式LINEの使い方無料の学び方5選
今回は特に「無料」で学ぶ方法を紹介します。
■ 無料で学ぶメリット
メリット:お金がかからない
デメリット:時間がかかる、情報の信頼がない
無料で学ぶのは時間や信頼性という点ではデメリットもありますが、スタート時には無料からスタートをするものアリですね。
今回は無料で学ぶ方法を紹介します!
「公式LINEの使い方」の2種類
まず、学ぶときに次の内どちらなのかによって学び方が変わってきます。
■ 無料の学び方
① 公式LINEで何ができるか?
公式LINEで何ができるか分からない。 どんな運用方法が最適なのか知りたい。
② どうやって操作するか?:
やりたいことは明確だけど、操作方法が 分からない。具体的な手順を知りたい。
❶ 公式LINEで何ができるか?
1,他の人の公式LINEに登録する
上手く活用している人の LINEに実際登録して体感してみる
2,参考になる人のSNSをフォローする
公式LINEの発信をしている人の SNSをフォローする
3,参考になるYoutubeチャンネルの動画一覧をみる
youtubeで「検索」ではなく動画一覧から 参考になりそうな動画を探す
❸ どうやって操作するか?
4,ネットで検索する
知りたいことが明確ならネットで検索する
5,Youtubeで検索する
youtubeは動画なので操作に慣れてない人にオススメ