上位50%の友だち100人までの公式LINE運用手順

 この記事では、これから公式LINEがどのように使っていけばいいのか紹介します。

半分以上が友だち100人以下

 公式LINEを使っていて、友だちが100人を超えるとこんなお知らせが届く。

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 メッセージを見てみると友だち100人に届くのは全体の半分以下…。

 公式LINEは、少し前よりもたくさんの人に知られてきたように感じるが、その実態はほとんど上手くいっていないことにちょっとびっくりする。

 ちょっと興味本位で公式LINEのアカウント数をネットで調べてみると、、、「認証済アカウントで39万」

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 公式LINEには認証済みと非認証アカウントがあるけど、おそらく非認証の方が数倍多い…ってことは、100万アカウント近くもあって半分は友だちが100人以下…。

 「公式LINEは無料で使える!」っていうのは魅力的な謳い文句だが、こんな厳しい現実がある。

運用の成功パターン

 僕は集客代行の仕事をしてて、その中の1つで「公式LINEの運用」の手伝いもしいてる。

 だから、管理をお手伝いすることも増えてきて、今ではアカウントの管理数は65個にもなっている。

 自分で運用をしてるアカウントもあれば、サポートをしてるアカウントもあるが、運用が上手くいってるものもあれば、あんまりかな…ってものもある。

 理系的な性格なので「理由」を知りたくて、それがわからないと上手くいってても不安で、自信をもって次の一歩が踏み出せない。

 上手くいく時とつまづく時の違いってなんだろう?

 もし、上手くいくパターンとか共通点があれば、無駄な苦労をせずに理想の運用ができるじゃないかと思って、いろんな視点から観察をしてきて「上手くいくパターン」があるようだ。 

 もし仮に、僕が一から公式LINEを始めるなら「この順番しかない!」というパターンが決まってきた。

公式LINEの運用の成功の4ステップ

 僕が公式LINEの運用をスタートするなら、確実にこのステップですすめていく。

 ❶ 少なくても安定的に集客ができる手段を見つける。

 ❷ LINE登録した見込み客に反応が良い配信パターンをみつける。

 ❸ それをステップ配信に組み込むことで仕組み化・自動化が完成する。

 ❹ 最後に、集客を拡大させてレバレッジをかける。

 今でこそ、公式LINEの運用や集客の仕事をしてるけど、実はたくさんの失敗がある。

集客の種をみつける

step❶:少なくても安定的に集客ができる手段を見つける。

 今は集客代行の仕事をしてるが、20歳くらいの時には「FP(ファイナンシャルプランナー)」の仕事をしていた。

 この時のスタイルは「紹介営業」でお客さんに紹介をしてもらって、次のお客さんに会いに行っていた。

 FPの仕事は保険のような金融商品、ネット回線の通信商品など、お客さんのライフプランに合わせて最適な時期に最適なものを商品を使って、理想の人生に近づけていくというもの。

お客さんさえいれば成り立つ

 保険会社にいるFPとは、少し違った仕事内容だったが、この時、一番大事だったのは「いかに商品を売るか」よりも「いかに紹介をもらうか」だった。

 商品はお客さんの状況もあるし、自分の扱う商品が最適な解決策じゃないかもしれない。

 だから、今は買ってもらえなくても、将来に相談してもらえる状態になっていればいつかは売れる!

 それよりも「紹介をもらうこと」が大事で、紹介がないと新しいお客さんに出会うことができなかったので、あれやこれやとで紹介してもらうために頑張ってました。

 公式LINEも同じでお客さんさえ目の前にいれば、下手くそな配信も、未熟なスキルも、その時の最善の努力をして価値貢献ができる。

 でも、目の前にお客さんがいないならそれすらもできない。結局、ビジネスはお客さんがいてこそ成り立つものに間違いない。

まずは友だち10人を目指す

 たくさんの公式LINEを観察すると、3種類の運用パターンがみえてくる。

  1. 見込み客を集める運用方法
  2. リピート客対策の運用方法
  3. 1と2を混合した運用方法

 今、僕がしてる集客代行は「公式LINEに見込み客を集めて、配信をして、商品を販売する」という流れだけど、数年前に経営してたエステのお店での公式LINEの運用は「来店したお客さんに公式LINEに登録してもらって、リピート対策をする」という流れ。

 どの運用パターンでも安定的な集客は必要だけど、僕の過去の経験でいうとエステの店舗集客が圧倒的に楽だった気がする。

 「集客代行」よりも「エステ」の方が圧倒的に知られてて、聞いたことがないサービス、よくわからないものを集客するのは難しい。

 店舗経営をしてるならこのステップ1はそんなに難しくないかもしれないが、コンテンツ販売のようなオンラインビジネスなら、このステップ1が1つ目の挫折と継続の境界線になりそうだ。

勝ちパターンをみつける

 step❷ LINE登録した見込み客に反応が良い配信パターンをみつける。

 世界の資産はトップ1%によって38%。

 世界の資産の38%はトップ1%の人がもっていて、76%はトップ10%の人がもっている。

 もっといえば、トップ50%の人が世界の98.8%、つまり、ほぼすべての資産をもっている。

 たくさんの人がいたとしても、一定の割合で均等に分配されることはない。

 80対20のパレードの法則は、まさにこれをあらわしていて「 “2割の要素” が事象の8割を生み出している」ことを意味してる。

  • 世界の資産の8割は2、割の人がもっている
  • 異性の8割は、2割の人に集中する
  • 靴の全体数の8割は、2割の人がもっている 

 きっちり80:20で分かれるわけではないが、言いたいことは「全体は均等に分配されていない」ということ。

 公式LINEの配信も同じでように、たくさんの配信を送ったとしても全体の売上に大きく貢献しているのはたった2割の配信だけ。

 だから、上手くいった2割のパターンを使ってもっと売上を上げて、さらに、そのまた2割でより高い売上をつくる。

データの必要性

 僕は性格的にデータを信頼していて「反応が良いパターン」って言われても、どうしても定義が気になる。

 きっとこの記事を読んでる人は、僕からの配信をうけとってて「めっちゃ配信してくるやん!」って思ってるはず。

 実は、この配信でもデータをとってて、

  • 何人の人が開封をして、
  • 記事を見た人が何人で…

 みたいなことも記録できるようにしている。

 お客さんから記事の感想をもらったりすることもあって、もちろん参考にするけど、感覚的なことよりかはデータをみてると「反応が良いパターン」が浮き彫りになってくる。

仕組み化で高い価値貢献をする

 step❸ それをステップ配信に組み込むことで仕組み化・自動化が完成する。

 ビジネスをしていて「やることが減る」なんてことはない。

 人を雇ったり、外注・業者を使って「自分のやることが減る」ことはあるが、ビジネスを拡大させるということは基本的にはやることが増えていく。

 もし、1人ですべてをやるとしたら、どこかで限界がくるのは明らかで、従業員ナシの1人起業家も、従業員はいないけど、裏では外注やチームを組んでる。

 結局のところ、、、

  • 集客数を増やす
  • 売上を増やす
  • 商品数を増やす
  • ビジネスを大きくする

 自分の理想を実現するためにはやることも増えて

  • 仕組み化をして、ビジネスは大きくしつつも、自分のやることを減らす人
  • 仕組み化ができず、生産性の低い仕事に追われる人

 このどっちのパターンになるかで、その後の生活が変わる。

 だから、仕組み化っていうのは「した方がいいのかな」ではなく「絶対にしないといけない」になる。

「集客コストの回収期間」の視点

 集客に広告を使っている場合には「広告を回収しないといけない」とわかりやすい。

 でも、「集客は無料でできる!」というのは嘘で、SNS集客も、お店の看板での集客も、集客サイトの無料掲載も隠れたコストがある。

無料集客の隠れたコスト

 例えば、Instagramで無料集客をするために「インスタ 集客」とネットで検索してみる。

  • リサーチが大事
  • 毎日投稿が良い
  • ストーリーズで親密度を高める
  • コメントを返す
  • DMでややりとりをする 

 無料集客に憧れて、SAKIYOMIという月1万円のインスタの有料サロンに入会してみると

  • 1日1回は投稿をして、1日2回投稿をすると伸びるスピードが速くなる
  • インスタ代行をするために1カ月はリサーチしてる
  • 投稿作成に1時間かけている
  • 1アカウントの運用でスタッフ3人は必要

 どれもこれも予想外でビックリした。

 ちなみに、この会社に代行を依頼すると1日1回投稿のプランで月30万円、1日2回投稿のプランで月50万円の価格だったが、値上げするといってたので今はもっと高いはず。

 無料集客というのは、魅力的な言葉だけどその裏には「自分の時間」という隠れたコストがあって、「インスタ頑張ったけど、集客できなかった」は実質赤字を垂れ流しているのと同じことを言っている。

 だから、無料集客だったとしても「集客コストの回収」を意識しないと、いつまでも自分の時間をSNSの更新につぎ込まないといけなくなる。

回収が見込めたら合格

 仕組み化には最低限のゴールがある。

 例えば、広告10万円で30人の公式LINEの登録があって、そのリストから毎月3万円の売上があるなら、4カ月目で広告費を回収ができて、その後は利益になる。

 僕の最低限のゴールはこの回収の見込める状態で、回収期間は早ければ早い方が良い。

 ここまで仕組み化ができれば、次のステージで一気にビジネスを拡大できる。

集客にレバレッジをかける

 step❹ 最後に、集客を拡大させてレバレッジをかける。

 少ないなりに集客が安定していて、反応が良いLINEの配信もできている。仕組み化もできて、時間的にも余裕がある。

 ここまでできたなら、あとは、単純に集客数を増やせば良い。

 集客が10倍になれば、売上も10倍になる。

 広告を使っているなら、広告を出す量を増やせばいいし、SNSなら更新頻度を増やしたり、クオリティを高めるもの良い。

集客コストと売上のバランス

 「集客コストの回収期間」がちゃんと計算できてるなら、集客コストと売上のバランスで採算がとれるまで、どんどんアクセルを踏むとどんどビジネスが大きくなる。

 ここからが大きな利益のはじまりで、今まで頑張って作ってきた、1万円払うと3万円が返ってくる仕組みにどのくらい投資するか?という話になる。