LINE配信で反応率が落ちるNG行為

 LINEで配信をするときに「反応率」って意識をしていますか?

 どれだけたくさんのLINE登録数があっても、反応がゼロで成約率が低いとかなりもったいないです。

 もし、仮に友達数が10人だったとしても、反応率が100%なら10人の人に配信が届くということです。

 これはリアルで言えば、10人が目の前にいてその人たちに自分の言葉が届くということです。こう考えると10人でもかなりすごいと思いませんか?

友達数に注目しすぎる「罠」

 LINEを運用していると「友達数」を意識しがちになりますが、LINEでは「反応率」を重視した方が良いです。

 「どの数値に集中するのか?」が間違うと行動も変わってくるので、かなり大事になってきます。

 特に、大企業のように予算や人を使えない場合は「反応率」にこだわって量ではなく質を改善する必要があります。

 逆に、大企業このような「細かい分析」「手間のかかる作業」は不得意にしています。

 細かい作業をして効率を求めるよりも、多少雑でもドバっと予算を使って大きな売上を求められます。なので、中小企業や個人事業主はこのような小さな部分で差別化をするしかありません。

「友達数」よりも「アクティブ数」が大事

 どうしてもLINE運用をしていると「友達数」を意識することが多いです。

 友達数は目立ってわかりやすい数字なので、どうしてもその部分で優劣を測ろうとしてしまいます。

 他にも、反応率を考慮した「アクティブ率の測定が難しい」という問題もあります。

 ここで「反応率の重要性」を理解のわかりやすいように数字で考えてみると、反応率が「50%の配信」「10%の配信」があったとします。

反応率の違い

もし、友達が1000人いたとすると、、、

① 反応率50%実質500人に配信が届いてる

② 反応率10%実質100人にしか配信が届ていない

⇒ 同じ友達数でも5倍の差

 このように「友達数」は同じだったとしても、実際の中身をみてみると反応率の違いで実質のアクティブユーザーには5倍も差がある時があります。

 これは珍しい話ではなくてめちゃくちゃよくあるので、細かい部分のこだわりの積み重ねが大きな結果を作り上げます。

 実際にLINEを運用していると、友達数を一気に増やすのは難しいと実感します。でも、反応率なら少しの工夫や手間でカンタンにあげることができます。

 逆に、「反応率」にこだわっていないと知らず知らずのうちにユーザーが反応しにくい配信をしてしまっているかもしれません。

 なので、「反応率を下げるNG行為」を理解して高い反応率の維持を意識してみてくださいね!

LINE配信の反応率を落とすNG行為

 ここでは、反応率を落とすNG行為を3つ紹介します。

反応率の違い
  1. 一方的な配信
  2. 文章だけの配信
  3. アクションしにくい配信

 この3つをそれぞれ紹介します。

1,熱のない一方的な配信

 1つ目は「熱のない一方的な配信」です。

 LINE配信は基本的に一方的な配信の形式ですが、上手い配信者を見てみるとユーザーにアクションを求めることが多くあります。 

 例えば、「興味ある人はスタンプを送ってください」とか。

 もしかしたら、ユーザーにアクションを求める配信も意図的にしているわけではないかもしれません。

 拡張ツールを使っていない公式LINEの特性上、ユーザーからアクションを起こしてもらわないと、個別でやり取りができないという問題もあるのでユーザーにアクションを誘導しているかもしれませんね。

 理由は配信者によって異なると思いますが、実際にユーザーにアクションをしてもらって一方的な配信にするより、コミュニケーションをとりながらメッセージを届ける方がしっかり届きます。

「有益性」と「興味性」ってどっちが大事?

 LINEに限らず、すべての文章において「熱」や「興味」ってかなり大事です。

 文章では、有益性が大事!って聞いたことがあると思います。ここで一つ質問なのですが「有益性」「興味性」ってどっちが大事だと思いますか?

「説明書」と「ドラマ」は正反対の性質

 思い出してほしいのですが「説明書」って最後まで読みますか?

 多分、最後まで読むと眠くなる人がほとんどだと思います。なので、流し読みをしたり作業をしながら読む人がほとんどだと思います。

 でも、説明書って「有益性」で考えればめちゃくちゃ大事です。逆に「興味性」は限りなくゼロですよね。

 説明書と逆の性質のものもあります。つまり「有益性」は少なく「興味性」が高いものは「ドラマ・映画・小説」などです。

 このようなエンタメ系の制作物には有益性はあまりありませんが「おもしろさ」や「感動・興奮」を生みます。

 この正反対の2つの性質をもつ「説明書」「ドラマ」を比較した時にどちらを読むか?と言えば「ドラマ・映画・小説」です。

 つまり「人が読む」を基準にした時には「有益性」よりも「興味性」を重視する方がいいということがわかります。

2,文章だけの配信

 2つ目は文章だけの配信です。

 文章だけの配信って実際にユーザーからすると、ちょっと見にくかったりします。LINEはチャット形式の表示になっているので、長文の文章には適さない表示方式になっています。

 また、リッチメニューを使っている人が多いと思いますが、リッチメニューは常に情報を提示できるメリットもありますが、サイズによっては配信文を見る時にかなり邪魔になることもあります。

 公式LINEは文章だけじゃなく、画像なども使うことができるメディアなので有効活用していきましょう。

LINEを読む時は集中力がない

 LINE配信に限らず、メルマガや広告で言われている「3つのNOT」という言葉があります。

3つのNOT

3つのNOT:お客さんは「読まない」「信じない」「行動しない」

    • あなたの文章を読まない(Not Read)
    • あなたの文章を信じない(Not Believe)
    • あなたの文章を読んでも行動を起こさない(Not Act)

 3つのNOTが言いたいのは「配信する人」「受け取る人」違う認識をしているということです。

 配信する人は自分のビジネスを毎日24時間考えていますよね。なので、商品の価値を十分に知っています。その前提で配信をします。

 でも、その配信を受け取るユーザーは、あなたほど商品・サービスに興味があるわけではありません。

 それに24時間あなたのビジネスのことを考えているわけでもありません。なので、配信が届いたとしても別に興味はないし、読んだとしても集中力はめちゃくちゃ低いです。

 あなたの配信より「今日の晩御飯どうしよう?」「最近、仕事忙しいな…」のような自分のことでいっぱいです。

 そんな状態でも配信をみてもらうために「3つのNOT」を突破する配信を考えないといけません。

3,アクションしにくい配信

 3つ目は「アクションしにくい配信」です。

 配信をするってことはきっと何か目的があるから配信をしてるはずですよね。

  • 商品・サービスを買ってもらう
  • 登録してもらう
  • 記事・動画をみてもらう

 ここでのNG行為は「大きな一歩を求める」ということです。

 すごく極端な例ですが、例えば、LINEの配信でいきなり「家を買ってください」と言われたとしてもちょっと困りますよね。

 もし、ものすごく家がほしい状況であっても「はい、買います!」とはならないはず…。まず、家の情報を詳しく見てみたいですし、現地に行って周辺の環境や内見もしてから判断したいですよね。

 ここまで大きな一歩ではないとしても、配信で大きなアクションを求めれば求めるほど反応率は下がってしまうので注意が必要です。 

 つまり、配信で何かアクションを求める時には、いきなり大きなアクションを求めるのではなく、まず小さなアクションを求めることで反応率の改善が期待できます。