この記事では、LINE配信で反応率を高めるための方法として「エンゲージ」について紹介します。
「エンゲージ」は「従事させる、引き込む、参加させる」のような意味です。つまり、LINEの配信の中で一方通行の配信をするのではなく、ユーザーにもアクションを起こさせるような相互のコミュニケーションのことです。
大きな予算がない中小企業や個人事業主は「反応率」を意識する必要があります。
例えば、友達が1000人いたとして反応率が50%の場合と10%の場合があったら、実質の価値には5倍の差があります。
LINE配信の中にエンゲージをいれることで反応率を高める他にも「裏の意図」もあります。ここではその「裏の意図」も紹介していきます。
「興味」と「アクション」は表裏一体
この記事では「エンゲージ」の重要性について紹介しているのですが、直感的にエンゲージが必要だと感じますか?
テレビ番組で「クイズに答えると○○プレゼント!」という企画を見たことはありませんか?
そのクイズというのも、答えがバレバレのものがほとんど…。ガチのクイズというよりプレゼントをするきっかけづくりのような正答率100%のクイズをみかけます。
これも1つの仕組みです。
例えば、街頭で簡単なアンケートをされたとします。時間があったのでそのアンケートに答えました。
すると、「アンケートに回答された方限定で○○をプレゼントしていますが受け取られますか?」と聞かれたら、ほとんどの人は受け取ると思います。そのプレゼントが別に欲しくないものでも受け取ってしまうようにできています。
でも、もしこれがアンケートなしで街中で何気なくプレゼントをされていても、あまり反応がありません。
自分が欲しいものなら受け取ると思いますが、いらないものは無料でもいらないのです。
でも、「アンケート」というアクションをさせることでプレゼントをうけとる人の反応を上げることに成功したのです。
アクションするほど興味をもつ
多くの人が誤解をしてることがあります。
それは「興味があるからアクションをする」ということです。「興味があるからアクションをする」はもちろんそうなのですが、その逆も同じようにいえます。
つまり、「アクションをしたから興味をもった」ということです。まず、興味をもたせるために何かアクションを促すのも有効ということです。
エンゲージのデメリット:配信数が減る
エンゲージがあると、それだけで普通に配信するよりユーザーは興味をもってみてくれます。
でも、メリットと同時にデメリットもあります。
「エンゲージ・アクション」を挟むということは、エンゲージがない人には配信をしない。ということにもなります。
つまり、配信数全体でみると減ってしまう可能性が高くなります。
デメリットは拡張ツールが解消する
最も理想的な形は「より多くの人にエンゲージをしてもらって、興味をもった状態で配信をする!」です。
つまり、鍵はユーザーがアクションしやすいエンゲージを設定することです。
もし、あなたがユーザーだとすると、この3つで最もエンゲージ・アクションのハードルが低いのどれですか?
この3つだと「3」が最もエンゲージが高くなります。
何かに登録するとなると個人情報を入力する必要があったりして少し「怪しい。。。」と感じるかもしれませんし、スタンプを送るとなると「どのスタンプにしよう?」みたいな余計な思考が入ってしまいます。
この2つに比べると「ボタンを押す」は気軽な感じでアクションをすることができます。
拡張ツールだと小さいなアクションをしやすい
拡張ツールを導入すると、公式LINEの通常機能にはない小さなエンゲージが揃っています。
公式LINEにある機能としては「ボタン」だけです。
でも、拡張ツールだとボタン以外の機能もあります。
小さなアクションの種類が豊富ということは、それだけ反応率の改善が見込めるということになります。
裏の意図:アクションがマイクロコンバージョンになる
実は拡張ツールを使ってエンゲージをしてもらうのは反応率を高める他にも「裏の意図」があります。
ユーザーにアクションをしてもらうメリットとしてマイクロコンバージョンの役割もあります。
コンバージョンっていうと通常は「商品を購入してもらう」「来店してもらう」「登録してもらう」を指しますが、マイクロコンバージョンというのはそれよりも小さなアクションのことを言います。
例えば、「ボタンをクリックしてもらう」「ホームページを見てもらう」とかですね。
つまり、今まで配信数と成約数しかみることができなかったものが、中間のユーザーのアクションの中身をみることができるということです。
例えば、今までは
- 配信数:1000、成約:5
みたいなデータが
- 配信数:1000、アクション1:500、アクション2:300、成約:5
みたいわかるということです。
ユーザーの行動を細かくみることでしっかり分析もできたり、もし今後の配信を改善する時にかなり役立つデータになります。